Go to contents

英参戦部隊の名にちなんだジャンボリー診療室が医療支援

英参戦部隊の名にちなんだジャンボリー診療室が医療支援

Posted August. 10, 2023 08:27,   

Updated August. 10, 2023 08:27

한국어

「今回のメディカルサポートは、最も実質的な助けになりました。心から感謝します」

国家報勲部が、第25回世界スカウトジャンボリーのキャンプ場を撤収して、ソウルに移動した英国のスカウト隊員の診療を支援するために運営している「グロスター・メディカルセンター」について、英ジャンボリー代表団が9日、このような感謝の意を伝えた。メディカルセンターの名前は、韓国戦争に参戦した英国軍部隊(グロスター大隊)にちなんで名付けられた。

グロスター・メディカルセンターは、英国隊員の宿舎であるソウル龍山区(ヨンサンク)のドラゴンシティホテル1階のロビーに設置された。ニューデソン病院のユン・ビョンロ院長がボランティアで診療を始めた後、訪れる隊員が増えたことで、高麗(コリョ)大学安岩(アンアム)病院の医療陣も加わったという。治療が急務の虫刺されや火傷などの皮膚科専門診療のほか、家庭医学科の診療などが行われている。8日には23人の英国の隊員と3人のカタールの隊員が診療を受けた。残りの期間、さらに多くの隊員が訪れると報勲部は見ている。8日から診療を開始したメディカルセンターは、11日まで午前10時~午後5時に運営される。

朴敏植(パク・ミンシク)国家報勲部長官は、「英国のジャンボリー隊員が治療を受け、英国の参戦兵士の献身に誇りを感じ、良い思い出を持って帰国してほしい」と話した。

グロスター大隊は1951年4月、京畿道坡州市積城面雪馬里(キョンギド・パジュシ・チョクサンミョン・ソルマリ)付近で南下しようとする中共軍と激しい戦闘を繰り広げた。部隊員652人のうち59人が戦死し、526人が捕虜となった。彼らが中共軍を足止めしたことで、ソウルを死守することができた。これを機にグロスター部隊は「栄光のグロスター(The Glorious Glosters)」と呼ばれるようになり、英国最高勲章も授与された。

英ジャンボリー代表団は8日、報勲部が主催した報勲体験プログラムに参加し、京畿道坡州市の「英国軍雪馬里戦闘記念公園」で献花し、龍山戦争記念館などを訪れ、英国軍参戦兵士を追悼した。英国は韓国戦争に米国の次に多い5万6千人を派遣し、1千人以上が戦死した。


尹相虎 ysh1005@donga.com