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「五松地下車道に出動せずに虚偽報告」 国務調整室が警官6人を捜査依頼

「五松地下車道に出動せずに虚偽報告」 国務調整室が警官6人を捜査依頼

Posted July. 22, 2023 08:23,   

Updated July. 22, 2023 08:23

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国務調整室(首相室)は21日、忠清北道清州市五松邑宮坪(チュンチョンブクド・チョンジュシ・オソンウプ・クンピョン)2地下車道の浸水死亡事故と関連し、監察調査中の警察官6人を最高検察庁に捜査依頼したと発表した。国務調整室は、彼らが事故直前に112の通報を受けても出動せず、112通報処理システムには実際出動したかのように入力するなど虚偽報告をしたと見ている。

国調室はこの日、報道資料を出し「監察調査の過程で、警察の犯罪疑惑を発見し、迅速かつ公正な捜査が必要だと判断した」と明らかにした。さらに、「112通報事件の処理過程で重大な過ちが発見され、事故発生後、警察の対応状況を把握する過程で首相室に対し虚偽報告までなされた」とし、「警察捜査本部が警察官を捜査すれば、その結果に対する国民の信頼を得ることは難しいと判断し検察に捜査依頼した」と話した。

国調室によると、今月17日から行われてきた監察過程で、事故当日の15日午前7時2分と7時58分に寄せられた2件の112通報に対し、五松交番の警察が実際現場に出動せず、現場に出動したかのように虚偽で112通報処理システムに入力して事件を終結した情況が確認されたという。警察は首相室に対し、通報者が宮坪1・2地下車道のうちどれなのか特定せず「宮坪1地下車道に誤って出動した」と釈明した。捜査依頼された一部の人員は、国調室の監察過程でも誤認出動したという陳述を維持したという。

国調室は、「犯罪疑惑が明白で、対象者の陳述が矛盾または衝突する状況で、捜査機関が証拠を迅速に確保して分析する必要があると判断し、監察調査終結前に優先捜査依頼をすることになった」と説明した。国調室は、「監察調査を迅速かつ徹底的に進めた後、その結果を国民に透明に知らせる予定だ」と明らかにした。


申圭鎭 newjin@donga.com