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2035年まで量子技術の研究と産業化に3兆投資、政府が国家戦略発表

2035年まで量子技術の研究と産業化に3兆投資、政府が国家戦略発表

Posted June. 28, 2023 08:14,   

Updated June. 28, 2023 08:14

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政府が今年から2035年まで、量子(Quantum)技術分野に民間企業とともに3兆ウォン以上を投資することを決定した。

科学技術情報通信部(科技部)は27日、ソウル東大門(トンデムン)のデザインプラザ(DDP)でこのような内容を盛り込んだ「大韓民国量子科学技術戦略」を発表した。政府レベルでは13年にわたって2兆4000億ウォンの予算を使って、量子技術の基礎研究と産業化に投資することにした。民間企業も今年から2027年まで6000億ウォンを投資する。量子技術は未来の国家競争力を左右する核心技術として注目されている。量子コンピューティングを活用すれば、従来のスーパーコンピューターでは解決できなかった超高難度計算や超精密計測作業が可能であり、絶対に破られない暗号体系を構築することができる。

昨年384人だった量子分野の核心人材を2035年まで2500人規模に育成する目標を掲げた。量子技術を供給して活用できるようになる国内企業数も、従来の80社から今後1200社余りまで増やす方針だ。科技部によると、韓国の量子技術水準は米国などリーダー国の62.5%水準だ。政府は、政策支援と投資を通じて2035年には技術水準を85%まで上げる計画だ。グローバル量子市場で現在1.8%に過ぎないシェア率を10%に高め、世界4位水準を達成するという目標も公開した。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は同日、DDPで昨年ノーベル物理学賞受賞者のジョン・クラウザー博士を含む量子分野の著名学者や研究者などと対談した。尹大統領は対談の中で、「世界各国の量子分野の専門家たちが共に研究開発し、成果を共有し経済的価値を創出するデジタル・物理空間である『クォンタムプラットフォーム』を作る」と明らかにした。


チ・ミング記者 シン・ギュジン記者 warum@donga.com · newjin@donga.com