Go to contents

「反米親ロ」エルドアン氏、終身政権の道が開かれた

「反米親ロ」エルドアン氏、終身政権の道が開かれた

Posted May. 30, 2023 08:30,   

Updated May. 30, 2023 08:30

한국어

「21世紀のスルタン」、トルコのエルドアン大統領(69・写真)が28日(現地時間)、大統領選の決選投票で勝利し、政権続投に成功した。2003年から首相や大統領として20年間政権を握ったエルドアン氏に事実上の「終身政権」の道が開かれた。

トルコ選挙管理機構は29日、開票率99.85%基準、エルドアン氏が得票率52.16%で当選したと明らかにした。野党統一候補のケマル・クルチダルオール共和人民党(CHP)党首は47.84%の得票にとどまった。

エルドアン氏は、持続的な高物価にもかかわらず低金利に固執する政策と今年2月の南部大地震で経済危機がさらに悪化し、これまで以上に不利な状況で選挙を行った。にもかかわらず、イスラム主義と民族主義に基づいて国益を前面に押し出し、周辺地域への積極的な影響力を行使する「強いトルコ」を訴え、勝利を収めた。ウクライナ戦争で欧米とロシアが対立する中、「仲裁指導者」を自認し、世界でトルコの地位を高めたことも勝利に貢献したと、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは評価した。

今回の勝利で、エルドアン氏は28年まで政権を握ることになる。しかし、改憲を通じて任期中に早期に大統領選挙を行って勝利すれば、さらに5年間在任できるようになり、理論上、33年まで政権を維持することができる。選挙という民主主義制度を通じて長期政権の基盤をつくり、「新権威主義」政治史を描いているのだ。

エルドアン氏が「反米親ロ」路線を堅持するとみられ、欧米の対ロシア制裁戦線に支障が生じるなど、世界の安全保障情勢も揺らぐことになった。トルコは、北大西洋条約機構(NATO)加盟国としてウクライナに兵器を販売しながら、欧米の対ロシア制裁には参加せず、むしろロシアとの経済協力を強化した。


姜聲煇 yolo@donga.com