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韓米の核協議グループ、来月にも初会合開催

韓米の核協議グループ、来月にも初会合開催

Posted May. 25, 2023 08:36,   

Updated May. 25, 2023 08:36

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韓米両国が、先月の「ワシントン宣言」で新設することで合意した核協議グループ(NCG)の初会合を早ければ来月に開催することを議論していることが分かった。北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対応した米国の核兵器の運用などを議論するNCGの早期稼働で、「核の傘」(拡大抑止)の強化にスピードを上げる考えとみられる。

政府関係者は24日、NCG会合の開催時期と関連して、「具体的な日程は決定されていない」としながらも、「早ければ来月、遅くとも7月中に最初の会合を開催することをめぐって協議が行われているようだ」と伝えた。別の関係者も、「ソウルで(初会合を)開く案などの可能性を開いて協議している」と話した。

NCGで韓米代表団は、米国の核と戦略兵器の運用計画を議論し、韓国に対する北朝鮮の核攻撃時に米国の核戦力と韓国軍の先端通常戦力を組み合わせてどのように対応するのか、具体的な方法などを共同で企画・実行する方法を協議することになる。会合の結果は、両国の大統領に直ちに報告される。米戦略原子力潜水艦(SSBN)、戦略爆撃機など戦略兵器の韓半島の展開についても集中的に議論される予定だ。

現在、NCGの韓国側代表としては、韓米軍当局間の「核の傘」運用演習(TTX)の首席代表を務めているホ・テグン国防政策室長などが有力視されている。ただし、北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応する既存の韓米間の協議体との差別化を図るため、大統領室の要人など政府レベルの人物が選ばれる可能性も指摘されている。

韓米はNCGの稼動と合わせて、政府レベルの核の傘運用シミュレーション(TTS)、TTXなど「核の傘」対応訓練を継続的に拡大していく方針だ。大統領室は、「先月、韓米国家安全保障会議(NSC)が主導するTTSを実施した。韓米拡大抑止を実質的に強化する方策を協議している」と、東亜(トンア)日報の24日の報道内容を公式に確認した。


申圭鎭 newjin@donga.com · 孫孝珠 hjson@donga.com