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カンヌでウクライナ国旗のドレスに「赤いペンキ」でデモ

カンヌでウクライナ国旗のドレスに「赤いペンキ」でデモ

Posted May. 24, 2023 08:39,   

Updated May. 24, 2023 08:40

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フランス南部カンヌで開かれた第76回カンヌ国際映画祭のプレミア会場で、ある女性がウクライナの国旗と同じ色のドレスを着て自分の体に血を連想させる赤い絵の具を塗るデモを行った。

英テレグラフなどによると、21日(現地時間)、カンヌ映画祭のプレミア会場前の階段で、身元不明の女性がウクライナの国旗と同じ黄色とブルーのドレスを着て現れた。この女性は、レッドカーペットの階段が敷かれた中央に上がり、ドレスの中から液体が入ったボトル2本を取り出し、自分の頭の上に注いだ。血を連想させる赤い液体が流れ落ち、女性の頭と服を覆った。警備員たちが急いで女性を引きずり下ろした。現場にいた取材陣の視線はこの女性に集中した。

テレグラフは、「ウクライナ戦争を暗示する明らかな反戦デモ」とし、「女性がどのような理由でデモをしたのかは明らかにされていない」と伝えた。

世界中の注目を集めるカンヌ映画祭のレッドカーペットの上では、以前からこのような突発的なデモが頻繁に行われてきた。昨年も一人の女性がレッドカーペットに乱入し、ウクライナの国旗と同じ黄色とブルーのボディーペインティングをしてデモを行った。女性は、「私たちをレイプするな」というメッセージを体に書いていた。ロシア軍のレイプ犯罪を批判するためだった。

カンヌ映画祭は昨年2月のロシアのウクライナ侵攻後、ロシア政府関係者の参加を禁止している。今回のイベントに先立ち、カンヌ映画祭のティエリー・プレモ執行委員長は、「ウクライナと連帯する」と明らかにした。今年のカンヌ映画祭の開幕式では、フランスの女優カトリーヌ・ドヌーヴ氏がウクライナの詩を朗読し、戦争の犠牲者を追悼した。


イ・チョンア記者 clearlee@donga.com