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三星が次世代メモリ「CXL2.0Dラム」を初開発

三星が次世代メモリ「CXL2.0Dラム」を初開発

Posted May. 15, 2023 08:28,   

Updated May. 15, 2023 08:28

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三星(サムスン)電子が、Dラムの容量と帯域幅を大きく拡張できる次世代Dラムの新製品(写真)を開発した。

14日、三星電子によると、今回披露した新製品は、業界で初めてコンピューターエクスプレスリンク(CXL)2.0を支援する128GB CXL Dラムだ。三星電子は昨年5月、世界で初めてCXL1.1基盤のCXL Dラムを開発したのに続き、1年ぶりに新しいバージョンの製品を開発し、次世代メモリーの商用化時代を繰り上げたと紹介した。

CXLとは、高性能サーバーで中央処理装置(CPU)と加速器、Dラムなどをより効率的に使用できるよう支援する媒介体だ。CXL Dラムは、既存のメインDラムとシナジー効果を出し、帯域幅と容量を拡張することができるので、人工知能(AI)やマシンラーニングなど次世代コンピューティング市場で注目されている。最先端技術の産業では、必要なメモリ容量とデータ処理速度の基準が引き続き高まり、既存のメモリを超える水準の性能向上が求められている。

業界で初めて、「メモリプーリング(pooling)」機能も支援する。サーバーで複数のCXLメモリを束ねた後、それぞれのユーザーが必要なだけメモリを分けて使用できるようにする技術だ。これを通じて、CXLメモリを遊休領域なしに全て使用できるというのが、三星側の説明だ。


パク・ヒョンイク記者 beepark@donga.com