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米国の核無力化部隊、3月に韓国に派遣…韓国軍と合同訓練

米国の核無力化部隊、3月に韓国に派遣…韓国軍と合同訓練

Posted May. 01, 2023 08:59,   

Updated May. 01, 2023 08:59

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韓米両国が、3月のフリーダム・シールド(FS)合同演習期間中に、有事の際に北朝鮮に侵入して核兵器を無力化する訓練を実施していたことが確認された。米国防総省は、韓米首脳会談当日の先月26日(現地時間)、3月の訓練内容と写真を画像配信サービス(DVIDS)に公開した。「核協議グループ(NCG)」の創設など拡大抑止の強化を主な内容とした韓米首脳の「ワシントン宣言」を機に北朝鮮に警告を発したとみられる。

米国防総省によると、米陸軍の核無力化チーム(NDT)と韓国軍の核特性化チーム(NCT)が3月20~24日に合同訓練を実施した。有事の際、北朝鮮地域に侵入し、ミサイルなどに搭載された核弾頭を除去する内容だという。米本土の核無力化部隊が韓国に派遣され、韓国軍と合同訓練を行ったことが公開されたのは初めて。

公開された写真には、韓米の部隊が訓練中に防護装備を点検する様子が写っている。米国防総省は核無力化チームが「核および放射性大量破壊兵器(WMD)の基盤施設と構成要素を無力化し、敵の能力を除去し、その後のWMD除去作戦を容易にする」と紹介した。韓国軍NCTは、国防部直轄の国軍化生放防護司令部所属で、米国の核無力化チームと同様の任務を遂行する。

このような中、米太平洋空軍のケネス・ウィルズバック司令官(大将)は29日、日本メディアとのインタビューで、「米国の爆撃機が定期的に韓半島とその周辺で活動し、おそらく韓半島に着陸するだろう」と話した。米戦略爆撃機の韓国上陸は2016年の戦略爆撃機B-1Bが最後。それ以降は、北朝鮮の挑発や合同訓練の際に韓半島上空に飛んできて訓練をして帰った。

戦略核潜水艦(SSBN)の国内寄港に続き、核武装が可能な爆撃機B-52やB-2が韓国に着陸すれば、「核挑発は政権終焉」という韓米の強力な警告になるとみられる。


尹相虎 ysh1005@donga.com