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イスラエル国防相がネタニヤフ首相に反旗、連立政権に亀裂

イスラエル国防相がネタニヤフ首相に反旗、連立政権に亀裂

Posted March. 27, 2023 08:27,   

Updated March. 27, 2023 08:27

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イスラエルのネタニヤフ首相の司法制度改革の推進に国防長官が公然と反対するなど、右派連立政権の内部分裂が表面化している。

イスラエルのガラント国防相(写真)は25日、生中継されたテレビ演説を通じて、連立政権が推進する司法制度改革を直ちに中止するよう求めた。ガラント氏は、「私たちの司法システムに変化が必要なのは事実だ」とし、「しかし、重要な変化は対話を通じて行われなければならない。現在進行中の立法手続きは中止しなければならない」と強調した。続いて、11週間以上続く司法制度改革反対デモについて、「現在、私が目撃している(デモ隊の)激しい怒りと苦痛は経験したことがない」とし、「社会の分裂が軍内部まで広がっている。国家安全保障に即時かつ現実的な危険だ。私は容認できない」と述べた。

ネタニヤフ氏が率いる連立政権の要人、特に与党リクード党出身の要人が司法制度改革の推進に公然と反対したのは初めて。ガラント氏は、イスラエルのエリート予備軍を中心に司法制度改革に反対する世論が高まる中、最近、ネタニヤフ氏に辞任の意思を伝えたという。当初、23日の対国民演説を通じて反対の意思を明らかにしようとしたガラント氏は首相との面談後に撤回したが、現役軍人の間でも反発の兆候が出ていることから、反対の意思を公に表明したという。

ガラント氏は軍人出身で、2008年の「ガザ戦争」を指揮した。政界入り後は建設相や教育相などを歴任し、昨年、国防相に任命された。


姜聲煇 yolo@donga.com