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「顔も知らない高祖父母まで忌祭を行うのは時代錯誤」

「顔も知らない高祖父母まで忌祭を行うのは時代錯誤」

Posted February. 03, 2023 07:47,   

Updated February. 03, 2023 07:47

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「顔も知らない高祖父母まで忌祭を行うべきか」

伝統記録遺産を研究する慶尚北道安東(キョンサンプクト・アンドン)の韓国国学振興院が、「4代奉祀(父母、祖父母、曾祖父母、高祖父母の忌祭を行うこと)は時代錯誤という意見が多い」と明らかにし、論議を呼んだ。

振興院は1日、資料「祭礼文化に対する誤解と偏見」を公開し、「朝鮮時代でも4代奉祀が制度的に明示されたことはなかった」と明らかにした。振興院によると、1484年に編纂された法典『経国大典』には、「6品以上の官僚は3代まで、7品以下は2代まで、庶民は父母の祭祀だけを行う」とだけある。しかし「朱子家礼」を信奉する儒学者によって4代奉祀が普及した。

振興院は、「祖先の生前の思い出が豊富であればあるほど、追悼の心情は強くなる」とし、「祖先祭司の対象は(父母、祖父母など)『対面した先祖』に限定するのが合理的だ」と強調した。過去には早婚で4代が共に暮らすことが一般的だったことから4代奉祀が当たり前だったが、今日は曾祖父母に会ったケースは珍しく、心のこもっていない祭祀をすることは必要ないということだ。

オンラインコミュニティでは、「顔も知らない祖先の祭祀をするたびに『なぜしなければならないのか』と思った」、「生きている親に孝行することも難しい時代」とし、振興院の意見に賛成する声が多い。しかし、「先祖に対する尊敬の次元で高祖父母まで祭司をしなければならない」という意見もあった。


チェ・フンジン記者 choigiza@donga.com