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ポーランド「ウクライナにドイツ製戦車提供」、反対したドイツも「止めない」

ポーランド「ウクライナにドイツ製戦車提供」、反対したドイツも「止めない」

Posted January. 25, 2023 08:47,   

Updated January. 25, 2023 08:47

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戦争開始から来月で1年を迎えるウクライナとロシアが春になると大攻勢に出ると見通されている中、ドイツ製主力戦車がウクライナに提供されるかどうかに関心が集まっている。ウクライナが西洋諸国に提供を要請してきた戦車が投入され、戦争の勝敗を分ける「ゲームチェンジャー」になるかどうかにも、世界の注目が集まっている。

ポーランドのモラウィエツキ首相は23日、「『レオパルト2』戦車をウクライナに提供するために製造国であるドイツに供給承認を要請する」と明らかにした。また、「供給承認は副次的な問題」とし、ドイツの承認なくレオパルト2をウクライナに提供する考えを明らかにした。

第3国がレオパルト2をウクライナに輸出するには、ドイツの承認が必要だ。レオパルト2は射程距離が50キロに達し、最高時速68キロで走行できるディーゼルエンジンを装着し、燃料消費効率に特に優れている。このため、エネルギー難に苦しむウクライナが運用するのに適しているという評価を受けている。英紙ガーディアンは、「レオパルト2が100台提供されただけでも、ウクライナの戦況を逆転させる『ゲームチェンジャー』の役割を果たせる」と指摘した。

ウクライナは、レオパルト2の支援を要請してきたが、ドイツが消極的な態度を示し、一度この提供計画は失敗した。ドイツは内部的に、第二次世界大戦敗戦後の反軍国主義の伝統と戦争拡大の懸念により、レオパルト2の提供に乗り出せなかった。

しかし、今回のポーランドの要請を控え、ドイツの立場の変化がうかがえる。ドイツのベアボック外相は、ポーランドの承認要請の前日、フランスのメディアとのインタビューで、「私たちはこの戦車がどれほど重要か承知している」とし、「私たちに(戦車支援の承認を)問うなら、止めないだろう」と話した。

ロシアのヴォロージン下院議長は22日、テレグラムのメッセージを通じて、「ウクライナに攻撃用兵器を供給することは世界的な禍につながるだろう」とし、「米国とNATOが私たちの領土を占領するのに使われる兵器を供給するなら、これはより強力な兵器を利用した報復を誘発するだろう」と警告した。


姜聲煇 yolo@donga.com