野党が「無人機国政調査」を主張、与党「文政権は37日間の侵犯も把握せず」
Posted January. 07, 2023 08:45,
Updated January. 07, 2023 08:45
野党が「無人機国政調査」を主張、与党「文政権は37日間の侵犯も把握せず」.
January. 07, 2023 08:45.
by ホ・ドンジュン記者 イ・ユンテ記者 hungry@donga.com,oldsport@donga.com.
北朝鮮無人機のソウル上空侵犯問題をめぐって与野党が激突した。最大野党「共に民主党」は、無人機侵犯を「大型安保惨事」と規定し、大統領室の全面改編と国政調査を求めた。しかし、与党「国民の力」は、文在寅(ムン・ジェイン)政権時の無人機侵犯事件を取り上げ、「民主党は天に唾する」も同然と非難した。民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は6日、拡大幹部会議で、「安保惨事など相次ぐ失政で民心離れが深刻だ」とし、「国民の信頼を失った内閣と大統領室を全面改編し、国政運営の刷新を求める」と主張した。朴洪根(パク・ホングン)院内代表も、「大統領室の龍山(ヨンサン)移転でもたらされた総体的混乱、これによるお粗末な対応と政府の安保無能」を強調した。野党は国政調査も求めた。国会国防委員会所属の同党議員らは同日、記者会見を開き、「国防部及び合同参謀本部に対する聴聞会と国政調査を推進し、今回の事件に対する責任を問う」とし、「軍統帥権者である尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の対国民謝罪を求める」と主張した。与党は、「文政権責任論」を取り上げた。朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は同日、院内対策会議で、「無人機が今回初めて侵犯したわけではなく、(文政権時の)2017年6月に37日間韓国領空を飛行した」とし、「(無人機が当時)慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)のTHAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)基地を偵察したが、文政権は侵犯の事実すら把握できなかった」と指摘した。また、「無人機の侵犯は対応を講じるのに数年かかるが、政権に就いて7、8ヵ月しか経っておらず、備える術がなかった」と付け加えた。ただし与党内からも、北朝鮮の無人機が飛行禁止区域を侵犯しなかったと繰り返す軍への非難が出た。与党の河泰慶(ハ・テギョン)議員は同日、YTNラジオ番組で、「(軍の)分析能力は今0点だ」と述べた。米国防総省のライダー報道官は5日(現地時間)、記者会見で、「北朝鮮の無人機挑発当時、米国は探知したのか」という質問に、「追跡できることと追跡できないことに関する具体的な情報についての発言は控える」とし、「私たちは域内全体の情報能力を備えている」と答えた。
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北朝鮮無人機のソウル上空侵犯問題をめぐって与野党が激突した。最大野党「共に民主党」は、無人機侵犯を「大型安保惨事」と規定し、大統領室の全面改編と国政調査を求めた。しかし、与党「国民の力」は、文在寅(ムン・ジェイン)政権時の無人機侵犯事件を取り上げ、「民主党は天に唾する」も同然と非難した。
民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表は6日、拡大幹部会議で、「安保惨事など相次ぐ失政で民心離れが深刻だ」とし、「国民の信頼を失った内閣と大統領室を全面改編し、国政運営の刷新を求める」と主張した。朴洪根(パク・ホングン)院内代表も、「大統領室の龍山(ヨンサン)移転でもたらされた総体的混乱、これによるお粗末な対応と政府の安保無能」を強調した。
野党は国政調査も求めた。国会国防委員会所属の同党議員らは同日、記者会見を開き、「国防部及び合同参謀本部に対する聴聞会と国政調査を推進し、今回の事件に対する責任を問う」とし、「軍統帥権者である尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の対国民謝罪を求める」と主張した。
与党は、「文政権責任論」を取り上げた。朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は同日、院内対策会議で、「無人機が今回初めて侵犯したわけではなく、(文政権時の)2017年6月に37日間韓国領空を飛行した」とし、「(無人機が当時)慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)のTHAAD(高高度迎撃ミサイルシステム)基地を偵察したが、文政権は侵犯の事実すら把握できなかった」と指摘した。また、「無人機の侵犯は対応を講じるのに数年かかるが、政権に就いて7、8ヵ月しか経っておらず、備える術がなかった」と付け加えた。
ただし与党内からも、北朝鮮の無人機が飛行禁止区域を侵犯しなかったと繰り返す軍への非難が出た。与党の河泰慶(ハ・テギョン)議員は同日、YTNラジオ番組で、「(軍の)分析能力は今0点だ」と述べた。
米国防総省のライダー報道官は5日(現地時間)、記者会見で、「北朝鮮の無人機挑発当時、米国は探知したのか」という質問に、「追跡できることと追跡できないことに関する具体的な情報についての発言は控える」とし、「私たちは域内全体の情報能力を備えている」と答えた。
ホ・ドンジュン記者 イ・ユンテ記者 hungry@donga.com · oldsport@donga.com
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