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韓国軍、北朝鮮の脅威に対応し「核・WMD本部」創設へ

韓国軍、北朝鮮の脅威に対応し「核・WMD本部」創設へ

Posted January. 03, 2023 08:23,   

Updated January. 03, 2023 08:23

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北朝鮮の核・ミサイル脅威に対応するための「核・WMD(大量破壊兵器)対応本部」が2日に創設された。軍は、核・WMD対応本部を母体にして、早ければ来年に対北朝鮮キルチェーン(先制攻撃)など韓国型3軸体系を総指揮する戦略司令部を創設する方針だ。

核・WMD対応本部の創設は北朝鮮の核脅威など様々な脅威に対する抑止及び態勢を画期的に強化する契機になると、軍は明らかにした。核・WMD対応本部の初代本部長には、パク・フソン陸軍少将(陸士48期)が任命された。核・WMD対応本部は、合同参謀本部の戦略企画本部隷下「核・WMD対応センター」に情報と作戦、戦力、戦闘発展の機能を追加して拡張したもの。核・WMD対応本部の創設により、合同参謀本部組織は情報・作戦・戦略企画・軍事支援本部の4体制から5体制に改編された。

金承謙(キム・スンギョム)合同参謀本部議長は同日、創設式で、「核・WMD対応本部が北朝鮮の核・ミサイル脅威の抑止と対応に向けて韓国軍の能力と態勢強化における中枢的な役割を担うことを望む」と述べた。軍関係者は、「核・WMD対応本部は、韓国型3軸体系の発展を主導し、サイバー・電磁スペクトル・宇宙領域の能力を統合運用することになる」とし、「特に、戦略司令部の母体部隊として運営及び検証を通じて、韓国の戦略環境に最適化された戦略司令部創設を推進する予定だ」と話した。

戦略司令部は、キルチェーンと韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)、大量反撃報復(KMPR)の韓国型3軸体系を総括し、玄武(ヒョンム)系列弾道ミサイル、F35Aステルス戦闘機、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を装着した3千トン級の潜水艦など、対北朝鮮戦略兵器の作戦を指揮することになる。


尹相虎 ysh1005@donga.com