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白昇浩、W杯デビュー11分で「確率4%のミドルシュート」

白昇浩、W杯デビュー11分で「確率4%のミドルシュート」

Posted December. 07, 2022 08:57,   

Updated December. 07, 2022 08:57

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6日、ブラジルとの決勝トーナメント1回戦で韓国が0-4でリードされていた後半31分。李康仁(イ・ガンイン=21、マジョルカ)がペナルティーエリア右の外郭から蹴ったFKがブラジルDFの頭に当たり、アークサークル右にいた白昇浩(ペク・スンホ=25、全北)に向かった。白昇浩は左足で強力なミドルシュートを放ち、ボールはDFに軽く当たった後、ブラジルの右側のネットを揺らした。後半20分に交代出場してW杯デビューを果たした白昇浩が出場11分でデビューゴールまで決めたのだ。今回のW杯で最も有力な「ヤシン・トロフィー」(最高GK賞)候補に挙げられるブラジルのGKアリソン(30)がダイビングで手を伸ばしたが、最高時速89キロの強力なシュートを止めるには力不足だった。アリソンの今大会初失点だった。

白昇浩が無得点の敗北を防ぎ、韓国サッカーの自尊心を守った。今回のシュートはゴールにつながる確率が4%しかない高難度のシュートだった。サッカーデータサイト「FotMob」によると、このゴール期待値(xG)は0.04だった。ゴール期待値は選手の位置、ゴールまでの距離、シュート角度などのデータを分析し、放ったシュートが得点につながる確率を計算した数値。期待値0.04は100回蹴って4回入るくらいのシュートだったことを意味する。

正確度の高い勝敗予測で「人間タコ」というニックネームを持つ英国BBC解説委員のクリス・サットンは、白昇浩のゴールについて「ものすごいゴールだった。25ヤード(約23メートル)の外で放ったシュートはアリソンでさえ防げなかった」と絶賛した。白昇浩は、「チャンスが来れば自信を持ってシュートをしようと言ったが、ついに自分の前にボールが落ちた。屈折して運も味方して入った」とし、「2002年W杯を見てサッカーを始めたが、20年が経ってデビューを飾った。自分の人生で忘れられない一日であり、転機になりそうだ」と話した。


チョ・ウンヒョン記者 yesbro@donga.com