韓国歌手史上初めてW杯の公式テーマ曲を歌い、2022ワールドカップ(W杯)カタール大会の開幕式を華やかに飾った防弾少年団(BTS)のジョングクが、音源チャートでもトップを総なめした。
ジョングクが20日(現地時間)発売した「2022カタールW杯」の公式テーマ曲「ドリーマーズ(Dreamers)」は、発売から12時間で世界102カ国のiTunesの「トップソング」チャートで1位を記録した。
ドリーマーズは、W杯テーマ曲特有の軽快なリズムとジョングクの清らかな声が調和した曲で、「私たちが誰なのか見て、私たちは夢見る者たち」という歌詞に、W杯の挑戦と闘志の精神を込めた。これに先立って、ジョングクは20日、カタール・アル=ホールのアル・バイト・スタジアムで行われたW杯の開幕式の舞台で、ドリーマーズを熱唱し、ハイライト舞台を飾った。FIFAが同日ユーチューブを通じて公開した開幕式の公演映像は、公開から12時間でクリック件数が540万件を超えた。
また、BTSは、米3大大衆音楽授賞式の一つである「アメリカンミュージックアワード(AMA)」で2冠に輝き、5年連続受賞する記録を立てた。BTSは20日(現地時間)、米ロサンゼルスで開かれたAMAで、「フェイバリット・ポップ・デュオ・オア・グループ」、「フェイバリットKポップアーティスト」の2部門で受賞した。BTSは2018年、「フェイバリットソーシャルアーティスト」部門で初受賞した。以後、今年まで5年間連続で受賞者に名前を連ねた。
BTSは、フェイバリット・ポップ・デュオ・オア・グループ部門で、コールドプレイとイマジンドラゴンズ、モネスキン、ワンリパブリックなど、世界的な人気を得ているバンドと競った。BTSは2019年から今年まで、該当部門で4年間連続受賞した。4回の受賞は、1974年に始まったAMA史上、該当部門の最多記録となる。BTSは、今年新設されたフェイバリットKポップアーティスト部門の受賞者にも選ばれた。この部門では、BLACKPINKやSEVENTEEN、TOMORROW BY TOGETHER、TWICEなど、Kポップを代表するグループと共に競争した。BTSは今年の授賞式には出席しなかった。
金哉希 jetti@donga.com