トランプ氏、２０２４年米大統領選出馬を正式表明

トランプ前米大統領（写真）が１５日（現地時間）、「米国を再び偉大で輝かしい国にするために、大統領選への立候補を表明する」と述べた。米国で、退任した大統領が大統領選挙への出馬を宣言したのは、グローバー・クリーブランド、セオドア・ルーズベルトに続いて３人目。トランプ氏の大統領選挙への挑戦は２０１６年、２０年に続き３度目だ。

トランプ氏は同日、南部フロリダ州の邸宅マール・ア・ラーゴで、「米国の復活はいま始まる」と大統領選挙への出馬を宣言した。トランプ氏は同日、連邦選挙委員会（ＦＥＣ）に２４年大統領選出馬に向けた書類を提出した。２０年の大統領選挙でバイデン現大統領に破れ、昨年１月２０日に退任してから１年１０ヵ月ぶりに政治の前面に再び登場した。

トランプ氏は、「バイデン（大統領）のために米国が衰退している」とし、「バイデンが４年以上執権することは受け入れられない」と主張した。また、「中間選挙の結果には失望した」としながらも、「２４年には投票が変わるだろう」と述べた。

トランプ氏の出馬宣言で米政界が大統領選局面に早期転換し、次期大統領争いが本格化するものと予想される。再出馬の考えを示唆したバイデン氏は、「来年の早い時期に決断する」と明らかにしている。


ワシントン＝ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com