Go to contents

民主党強硬派「犠牲者の名簿公開オンライン追悼館開設」で物議

民主党強硬派「犠牲者の名簿公開オンライン追悼館開設」で物議

Posted November. 16, 2022 08:42,   

Updated November. 16, 2022 08:42

한국어

最大野党「共に民主党」の強硬派議員らが、梨泰院(イテウォン)雑踏事故の犠牲者の実名を公開するオンライン追悼空間を作ると明らかにした。進歩系メディアが遺族の同意なく犠牲者名簿を公開したことに対する非難が続いている中、一部の野党議員が議論をさらに大きくしている。

安敏錫(アン・ミンソク)、金容民(キム・ヨンミン)ら20人の民主党議員と無所属の閔炯培(ミン・ヒョンベ)議員で構成された「10・29惨事真相究明と責任者処罰を求める議員の会」は15日午前、記者会見を開き、国会本庁前で雑踏事故に対する国政調査の導入を求める座り込みを始めると明らかにした。彼らは「惨事から10日が経った昨日(14日)、犠牲者のうち155人の名前がメディアを通じて初めて伝えられた」とし、「昨夕、天主教の正義具現全国司祭団の追悼ミサで初めて一人一人の名前が呼ばれ、やっと犠牲者をきちんと追悼できる」と述べた。そして、「『10・29惨事犠牲者オンライン記憶館」の開設を準備する」とし、「犠牲者の情報は遺族の意思に従って公開する」と明らかにした。

しかし、一方的な名簿公開に進歩陣営からも指摘が相次いだ。文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が任命した宋斗煥(ソン・ドゥファン)国家人権委員長は同日、国会予算決算特別委員会で名簿の公開と関連して、「大変遺憾に思う」と答えた。

政府与党も批判した。与党「国民の力」の朱豪英(チュ・ホヨン)院内代表は同日、党会議で、「(名簿を公開したメディアが)手段と方法を問わず名簿を入手して公開しなければならないという民主研究院副院長の主張を忠実に履行した」とし、「第一の目的は李在明(イ・ジェミョン)党代表を守ることであり、最終目的は尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領を扇動と暴民政治で退陣させることだ」と批判した。韓悳洙(ハン・ドクス)首相も同日、中央災害安全対策本部会議で、「最も基本的な手続きである遺族の同意すら得ることなく公開したことに対して深い遺憾の意を示す」と述べた。韓東勲(ハン・ドンフン)法務部長官は同日、予算決算特別委員会で「(名簿の)流出経路において違法の可能性があり得る」と捜査の可能性を示唆した。

外国人犠牲者の実名が公開されたことに対して、在韓国日本大使館など一部の在韓公館も外交部を通じて抗議したという。外交部当局者は、「一部の大使館から抗議と是正要請があり、該当メディアに直ちに伝えた」と明らかにした。


キム・ウンジ記者 チョ・ドンス記者 eunji@donga.com · djc@donga.com