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利川火災現場で透析患者を世話して死亡した看護師にLG義人賞

利川火災現場で透析患者を世話して死亡した看護師にLG義人賞

Posted October. 11, 2022 08:38,   

Updated October. 11, 2022 08:38

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「妻が世話をしていた患者たちが葬儀に来て、『あの日、ヒョン・ウンギョン先生の最後の透析患者だった』と感謝の気持ちを表しました。その話を聞くと、妻が患者から尊敬を受けたようで、なおさら心が痛みます」(故ヒョン・ウンギョン看護師の配偶者)

LG福祉財団は10日、8月に京畿道利川市(キョンギド・イチョンシ)の火災現場で腎臓透析専門病院の患者を避難させて死亡した看護師ヒョン・ウンギョン氏(50)に、「LG義人賞」を授与したと発表した。ヒョン看護師は、病院の関係者らと体の不自由な患者らの避難を手助けし、現場で命を落とした。

大韓看護協会は、ヒョン看護師の死亡ニュースに接した後、「看護師のオンライン追悼館」を開設した。オンラインの追悼館には、「患者を救うために孤軍奮闘した姿を考えると、心が痛い」など約3000件に達する追悼文が掲載されてきた。LGの関係者は、「看護師として、一生善行の人生を自ら実践し、最後の瞬間まで患者を助けて亡くなったヒョン看護師の崇高な責任意識と犠牲精神を称えるためのものだ」と述べた。

LG義人賞は、2015年、「社会正義のために自分を犠牲にした義人に、企業が社会的責任で報いる」という故具本茂(ク・ボンム)会長の意向を反映して制定された。


宋忠炫 balgun@donga.com