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「罰金1位」が世界1位を破る、キリオスがメドベージェフ下し8強入り テニス全米OP

「罰金1位」が世界1位を破る、キリオスがメドベージェフ下し8強入り テニス全米OP

Posted September. 06, 2022 09:28,   

Updated September. 06, 2022 09:28

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「罰金総額1位」のニック・キリオス(27・豪州)が「世界ランキング1位」ダニール・メドベージェフ(26・ロシア)を破った。

ランキング25位のキリオスは5日、米ニューヨークで行われたテニスの全米オープン男子シングルス4回戦で「前回王者」メドベージェフを3-1(7-6、3-6、6-3、6-2)で破った。キリオスは同日の勝利で、対戦成績もメドベージェフに4勝1敗でリードすることになった。

キリオスは相手選手や審判はもちろん、観衆にも暴言を吐いたり唾を吐くなど、憚ることなく感情むき出しの行動をし、「コートの悪童」と言われている。直前の四大大会だったウィンブルドンでも通算80万豪州ドル(約7億4500万ウォン)を超える罰金を払ったが、「私が罰金を多く払うほど男子プロテニス(ATP)のチャリティー事業の予算が増える」と言い奇行を止める気配がない。今大会でもすでに7500ドル(約1000万ウォン)の罰金を受けている。

しかし、コートでは同日の試合をはじめランキング1位の選手を3回も破るほど、トップレベルの技量を誇る。初の全米オープン8強進出を果たしたキリオスは、「ニューヨークのファンに私のテニスの実力がどれほど優れているかを見せるのに(生まれてから)27年もかかった」と冗談を言った。

反面、昨年全米オープンで初の四大大会優勝を飾ったメドベージェフは、同日の敗北で昨年大会優勝で得たランキングポイント2000点のうち1820点を失った。そして12日の新しいランキング発表では1位の座から退くことになった。

一方、今年全仏オープン準優勝のココ・ガウフ(18・米国=12位)も同日、女子シングルス16強に進み、チャン・シャイ(33・中国=36位)に2-0(7-5、7-5)の完勝を収め、初の全米オープン8強りを果たした。


黃奎引 kini@donga.com