世宗市に大統領第２執務室建設へ、２０２７年完成予定

尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領の公約だった世宗（セジョン）大統領第２執務室の建設が本格的に推進される。ただし、大統領任期末の２０２７年に完工する予定だ。

行政安全部と国土交通部、行政中心複合都市建設庁は２８日、第２執務室建設推進団を９月中に発足し、具体案の研究を依頼する計画だと明らかにした。完工時期は大統領任期末の２０２７年で、政府は政府世宗庁舎と計画された国会の世宗議事堂と執務室がうまく連係するよう都市計画をつくる予定だ。

政府は、関係機関や専門家、民間の意見を聴き、年内に機能や規模、位置に関する具体案を設ける予定だ。また、来年上半期（１～６月）中に建築基本計画と設計を進めることができるよう事業規模を測定する。予算調達のために今年の定期国会の予算審議で第２執務室設計費の増額を議論することで党と政府が協議した。

大統領第２執務室の設置は、大統領選での公約だった。尹大統領は当選後、執務室関連事案を大統領府移転タスクフォースに割り当てるなど意欲を見せたが、警護や予算問題で進行が遅れ、世宗市議会など地域社会は「公約破り」と反発した。

しかし、与党「国民の力」の権性東（クォン・ソンドン）院内代表は今月３日、党指導部と世宗議事堂の建設予定地を訪れ、世宗議事堂と大統領世宗執務室の早急な設置を約束した。元喜龍（ウォン・ヒリョン）国土部長官も、「世宗議事堂を今後世界的な、代表的な民主主義の殿堂になることができるよう２０２７年までに建設することを約束する」と明らかにした。


チョン・ソヨン記者　キム・ジヒョン記者 cero@donga.com · jhk85@donga.com