
チェロ音楽の多様な魅力を味わう祝祭「モーストリーチェロフェスティバル」が、昨年に続き2回目が開かれる。ソウル西大門区錦湖(ソデムング・クムホ)アートホールの延世(ヨンセ)で、24日から29日まで4回の舞台を用意している。
昨年8月、ソウル瑞草区(ソチョグ)にある芸術の殿堂IBKチャンバーホールなどで初めて開かれた「モーストリーチェロフェスティバル」は、世界的なチェロフェスティバルであるドイツのクロンベルクチェロフェスティバルやオランダのチェロビエンナーレ・アムステルダムをモデルにした。韓国芸術総合学校を経て、米ミシガン州立大学で博士課程を履修したチェリストのホン・チェウォンが音楽監督を務めている。
24日、「世界のすべての朝」のコンサートでは、バッハと彼の息子C.P.Eバッハなど、バロック時代の新しい音楽の形を創造した作品を演奏する。26日は、ドイツ・ベルリン国立音楽大学およびスペイン・マドリード王立音楽大学教授のチェリスト、イェンス・ペーター・マインツの舞台を用意する。28日、「Creation」では、チェリスト作曲家たちが自分の楽器のために作曲した作品を紹介する。29日の「弓の歌」では、バーンスタインとサン=サーンス、シューベルト、ドヴォルザークなど、ロマン主義作曲家たちのチェロ曲が中心となる。キム・ミンジ、イ・サンウン、イ・ホチャンなどのチェリスト11人と、バイオリニストのキム・ダミ、ピアニストのキム・テヒョンなどが出演する。
音楽監督のホン・チェウォン氏は、「クロンベルクフェスティバルなど、海外のチェロフェスティバルで世界的なチェリストたちと交流し、チェロが持つ限りない可能性に目覚めるようになった。韓国の舞台でも、同様にチェロを通じて共感してみたかった」と話した。
26日にリサイタルを行うマインツは、1994年、当時17年間も優勝者を出せなかったARDコンクールのチェロ部門において27歳で優勝し、世界のチェロ界の話題の人物として浮上した。1997年、バッハとコダーイなどの曲を盛り込んだアルバムで、ドイツの代表アルバム賞である「エコクラシック賞」を受賞した。ホン音楽監督は、「マインツは現在、欧州舞台を率いるチェリストで、スロベニアのリュブリャナ音楽祭を通じて交流することになった。韓国チェロ界に様々な知恵を伝えられるよう、今年のフェスティバルのメンターとして招待した」と明らかにした。
24、28、29日は3万ウォン、26日は5万ウォン。お問い合わせは02-525-6162、 1544-1555まで。
ユ・ユンジョン記者 gustav@donga.com