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中国、人口減少を懸念し「不必要な人工妊娠中絶を制限」

中国、人口減少を懸念し「不必要な人工妊娠中絶を制限」

Posted August. 18, 2022 08:40,   

Updated August. 18, 2022 08:40

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中国が16日、人工妊娠中絶を制限し、不妊治療を支援する内容の妊娠・出産指針を発表した。出生率が減少している一方、人工妊娠中絶率は世界最高水準であることから、人口減少を懸念して対策を強化したのだ。

中国国家保健委員会は同日、ホームページに、「結婚と出産に友好的な社会ムードを積極的に作り、出産支援システムの構築を加速化する」とし、税制、保険、教育、住居など全方向で妊娠・出産奨励政策を発表した。保健当局は、「出生率を適切な水準で維持し、人口の長期的均衡発展を促進する」とし、「医学的に不必要な人工妊娠中絶を減らす」と強調した。不妊治療のための卵子の冷凍保存、体外受精なども支援すると明らかにした。人工妊娠中絶の制限に向けた具体的な案は公開しなかった。

中国では1980年に導入した「一人っ子政策」の影響で、合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産むことが見込まれる子供の数を示す指標)が昨年基準1.16人となった。一方、人工妊娠中絶率は高く、今年の新生児数は史上最低になるものとみられている。


洪禎秀 hong@donga.com