
韓国戦争で戦死した参戦勇士4万人余りの名前が刻まれた「追悼の壁」の除幕式を控え、米国で韓国戦争と韓米同盟の意味にスポットライトを当てる行事が相次いで開かれる。追悼の壁の除幕式は、27日(現地時間)、米首都ワシントンの韓国戦争参戦記念公園で行われる予定だ。ロイド・オースティン国防長官、デブ・ハーランド内務長官などが除幕式に映像祝辞を送るという。
韓米同盟財団(KUSAF)は24日、米州韓米同盟財団(USKAF)と覚書(MOU)を交わし、米国内で韓米同盟をめぐる教育実施や在韓米軍戦友会支援などを推進することにした。在韓米軍戦友会は、韓国で服務した在韓米軍と韓国軍のカトゥーサ(KATUSA)出身者を会員として所属しており、韓米同盟の強化や韓国戦争参戦勇士の支援などの活動を行っている。
韓米同盟財団は25日と26日、ホワイトハウスのカート・キャンベル・インド太平洋調整官、チャールズ・ブラウン空軍参謀総長、イーライ・ラトナー国防総省インド太平洋安保担当次官補らと相次いで懇談会も開くことにした。李鍾燮(イ・ジョンソプ)国防部長官、ポール・カメラ韓米連合軍司令官らが参加する未来平和カンファレンスなども行う予定だ。
除幕式を主管する韓国戦参戦勇士記念財団(KWVMF)は26日、韓国戦争参戦勇士家族の献花行事を開催する。また、米国やカナダ、テュルキエ(トルコ)などの韓国戦争参戦国の歴史および社会教師たちが参加した団体「ワールドコングレス」も26日、韓国戦争参戦記念公園の歴史などを盛り込んだ教育資料集を贈呈する行事を開くことにした。韓国戦争で右腕と足を失ったにもかかわらず、勇敢に戦った戦争英雄であり、4月に他界したウィリアム・ウェーバー予備役大佐の妻のアナリー夫人らもこの行事に参加する。
ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 weappon@donga.com