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食中毒にも要注意、6月のサルモネラ菌患者が過去最多

食中毒にも要注意、6月のサルモネラ菌患者が過去最多

Posted June. 25, 2022 09:11,   

Updated June. 25, 2022 09:11

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蒸し暑くてじめじめした天気が続き、食中毒患者が急増している。慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)の「冷麺店での集団食中毒」事件の原因となったサルモネラ菌は、今年に入ってこれまで最も多くの患者を感染させている。

疾病管理庁は、6月第1週から第3週(5月29日~6月18日)にかけて、全国標本監視病院からサルモネラ菌の感染者は192人という通報が寄せられたと、24日発表した。直前の3週間(5月8~28日)の141人より36.2%が伸びた規模で、関連集計を取り始めた2015年以降、同期比最多の規模となっている。ノロウイルスやアデノウイルスなど、食中毒を引き起こすウイルス患者も、最近になって昨年より患者が2倍近く増えた。

サルモネラ菌は、高温多湿な環境で活発に増殖する。食品医薬品安全処の疫学調査の結果、死者1人が発生した金海の冷麺店の事件で、飲食店側は残った錦糸玉子を冷蔵庫に保管し、翌日再び冷麺の薬味として載せたことが確認された。錦糸卵を調理する過程で汚染されたサルモネラ菌が、一日で急激に増殖し、その結果、冷麺一杯当たり5~10グラムに過ぎない量でも34人の集団食中毒を起こしたと疑われる。


趙健熙 becom@donga.com