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長期間するウクライナ戦争、「分断と対立の韓半島」の二の舞になるか 米紙報道

長期間するウクライナ戦争、「分断と対立の韓半島」の二の舞になるか 米紙報道

Posted June. 20, 2022 09:09,   

Updated June. 20, 2022 09:09

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親ロシア勢力が多いウクライナ東部ドンバスをめぐるロシアとウクライナの対立が長期化する中、戦争が「終戦」のない「休戦」で終わった場合、「長期間の分断と対立」となった韓半島のような様相を呈する可能性があると、米紙ワシントン・ポストが18日付で報じた。ロシア軍は17、18日の両日、ドンバスのウクライナ軍の拠点都市セベロドネツクを集中攻撃したが、ウクライナに対する西側諸国の支援も続いており、どちらか一方に形勢有利になるとは見通し難いということだ。北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長も19日、ドイツメディアとのインタビューで、「戦争が数年間続くことに備えなければならない」と話した。

1950年6月に勃発した韓国戦争は、53年7月に休戦協定により緯度38度付近に軍事境界線を引くことで終わった。その後約70年間、たびたび軍事対立が起こる休戦状態が続いている。同紙は、ロシアがドンバスを占領した状況で、ウクライナ軍が統制する一部の地域との対立が続けば、韓国と北朝鮮の対立のような分断構図が形成される可能性があると診断した。

英紙ガーディアンも、ロシアのプーチン大統領が、ヘルソンやマリウポリなどウクライナ南東部の主要占領地を「準国家」と主張する可能性が高いと見通した。2014年にロシアが併合したウクライナ南部のクリミア半島、ヘルソンとマリウポリ、ドンバスを一括りにして親ロシア衛星国家を建てるかロシアに併合しようとするということだ。

プーチン氏は17日、2大都市サンクトペテルブルクでの演説で、「米国中心の一極世界秩序は終わった。戦争が長期化するかどうかは西側諸国にかかっている」と主張した。プーチン氏は、米国は旧ソ連との冷戦で勝利した時、「神の代理人」のように考え、何の責任も負わず利益だけを手にしたと批判した。


金潤鍾 zozo@donga.com