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映画「犯罪都市2」、パンデミック後初の1000万観客を突破

映画「犯罪都市2」、パンデミック後初の1000万観客を突破

Posted June. 13, 2022 09:24,   

Updated June. 13, 2022 09:24

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映画「犯罪都市2」がパンデミック後、初の1000万人観客の映画になった。2019年7月に観客1000万人を突破した映画「パラサイト半地下の家族」以降、1000万人映画が出たのは3年ぶりのことだ。

12日、映画振興委員会の映画館入場券統合電算網によると、「犯罪都市2」は公開から25日目の11日までに1017万人が観覧し、史上20番目の1000万人の韓国映画になった。外国映画を含めると28番目となる。

2003年に「実尾島(シルミド)」が韓国国内で初の1000万人映画になった後、2012年からは毎年1000万人映画が誕生した。2019年には「極限職業」を含め、1000万映画が4本も出てきた。しかし2019年に「パラサイト半地下の家族」を最後に、パンデミックの影響で映画館が存廃危機に追い込まれ、1000万人映画の命脈が切れた状態だった。

先月4日に公開されたハリウッド大作「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」が586万観客を集めて雰囲気を盛り上げたのに続き、「犯罪都市2」が圧倒的な興行の勢いに乗り、劇場街は昔の栄光を取り戻している。先月の映画館の観客数は1455万人。パンデミック直前の2020年1月の1684万人以降、28ヵ月ぶりの最高値だった。これに先立って、月別観客数は2020年4月に97万人台まで急落し、今年4月も312万人に止まった。

パンデミックで公開が延期となっていた韓国国内外の大作が今後相次いで公開することになれば、劇場街にさらに活気があふれるだろうという予測も出ている。

今月15日は、頑丈なファンダムを保有している「魔女」の続編「魔女2」が公開される。22日には、36年ぶりの後続作であるハリウッドの大作「トップガン・マーヴェリック」が公開され、多様な年代の観客を幅広く呼び集めるものと見られる。カンヌ映画祭で朴贊郁(パク・チャンウク)監督に監督賞を抱かせた「別れる決心」も、29日公開される。来月、歴代観客数1位を記録した「バトル・オーシャン/海上決戦」(1762万人)の後続編「閑山(ハンサン):龍の出現」をはじめ、「泥棒たち」と「暗殺」で1000万人の映画を2本も演出したチェ・ドンフン監督の「宇宙+人」が公開されれば、劇場街は新しい全盛期を迎えるものと見られる。


孫孝珠 hjson@donga.com