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文大統領、李明博元大統領の恩赦に「賛成も多い司法の正義を検討して判断」

文大統領、李明博元大統領の恩赦に「賛成も多い司法の正義を検討して判断」

Posted April. 30, 2022 09:59,   

Updated April. 30, 2022 09:59

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29日、李明博(イ・ミョンバク)元大統領の恩赦と関連して、「恩赦に賛成する意見も多い」と明らかにした。恩赦の可能性に対してこれまでの立場より一歩踏み出したメッセージを出したことで、退任(5月9日)を控えて電撃恩赦を行うのか関心が集まっている。

文氏は同日、李氏の恩赦に対する反対国民請願に答えて、「国民の和合と統合に向けて恩赦に賛成する意見も多い」と話した。また、「司法の正義と国民の共感を検討して判断する」と付け加えた。

 

文氏が恩赦を検討していることに言及したのは初めて。文氏は25日の大統領府担当記者団との懇談会では、「国民が支持し共感するかどうかが、私たちが従わなければならない判断基準だ」とだけ述べた。

大統領府は、「恩赦に賛成する意見があることに触れただけ」と拡大解釈を警戒したが、文氏は週末に恩赦を検討するという。朴範界(パク・ポムゲ)法務部長官も同日、「それ(恩赦審査委員会の招集など)は大統領の固有の権限」と述べ、法曹界では特別恩赦の実務手続きに入ったのではないかと見ている。

来月8日の「釈迦誕生日」を機に恩赦を断行する場合、その対象も注目される。政界では、サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長やロッテグループの辛東彬(シン・ドンビン)会長など企業家も対象に含まれるという観測が流れている。


申晋宇 niceshin@donga.com · 柳原模 onemore@donga.com