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現代自、メタコンズと提携してNFT市場参入

現代自、メタコンズと提携してNFT市場参入

Posted April. 19, 2022 08:12,   

Updated April. 19, 2022 08:12

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現代(ヒョンデ)自動車は、人気のNFT(非代替性トークン)キャラクターの「メタコンズ」と提携し、20日に限定版のNFTを発行する。来月はNFT専用ウェブサイトも開設し、顧客に時空間を往来する移動経験を提供する計画だ。

現代自は18日、メタコンズが自社初の独自モデルであるポニーに乗って、メタバース(metaverse)を航海する54秒のユーチューブ映像を公開し、NFT市場への参入を正式宣言した。サングラスをかけたメタコンズがポニーに乗って宇宙を走り回る姿は、現代自が具現した初のNFTの世界観(メタモビリティ)だという説明だ。

NFTとは、イメージや映像、音楽、文書など、デジタルコードで実現できるすべての対象をコピーが不可能な固有の存在にするブロックチェーン技術だ。現代自は、「天才ハッカー」と呼ばれる「おしゃれライオンのように」のイ・ドゥヒ代表が制作したゴリラキャラクター「メタコンズ」を活用し、NFTの作品30本を発行する予定だ。1個当たりの価格は1イーザリウム(18日午前基準で約375万ウォン)で、世界最大手のNFT取引所である「オープンシー」を通じて購入できる。

5月は、メタモビリティをテーマに多様なNFT作品を公開する専用ウェブサイトも開設する方針だ。モビリティの革新家としてのイメージを固めるため、MZ世代に波及力の大きいNFT市場をマーケティングの窓口として活用するという戦略と解釈される。先月は、起亜(キア)デザインセンターのデザイナーたちが作った「起亜EV・NFT」60個が、1個当たり48万ウォン(350クレイ)に達するにもかかわらず、販売開始から15秒で完売したことがある。

現代自は、ウェブサイトから出る収益金は、自社のNFTの生態系とコミュニティの活性化のために使う予定だと明らかにした。現代自の関係者は、「メタコンズと協業した商品を先に発行して、現代自が描く世界観を見せた後、来月はNFT専用のウェブサイトを通じて多様な作品を披露する予定だ」とし、「NFTの保有客は、ツイッターとディスコードチャンネルを通じて、リアルタイムで疎通サービスを利用できるようにするなど、疎通と経験を拡大するための現代自の挑戦だ」と話した。


金在亨 monami@donga.com