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主要国の物価が数十年来の最高値、カナダとNZは相次いでビッグステップ

主要国の物価が数十年来の最高値、カナダとNZは相次いでビッグステップ

Posted April. 15, 2022 08:03,   

Updated April. 15, 2022 08:03

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世界の主要国も物価高への対応のため、相次いでビッグステップ(基準金利の0.5%引き上げ)に乗り出している。カナダの中央銀行は13日(現地時間)、基準金利を0.5%引き上げたと、外信が伝えた。カナダのビッグステップは、2000年5月以来、約22年ぶりのことだ。ニュージーランドも前日、22年ぶりにビッグステップに踏み切った。先月、基準金利を0.25%引き上げた米中央銀行の連邦準備制度(FRB)は、来月0.5%ポイントさらに引き上げると予想される。

先月、主要国の前年同期比の物価上昇率は、数十年以来の最高値を記録した。米国が8.5%で41年ぶりの最高値を記録しただけでなく、英国は7%で30年ぶりに、ドイツは7.3%で40年ぶりに、フランスとスペインはそれぞれ4.5%と9.8%で37年ぶりの最高値を記録した。カナダとニュージーランドも、それぞれ31年と32年ぶりの最高値だった。

コロナ禍で、景気刺激のため、各国が資金を大量に供給した上、グローバル供給網のボトルネック現象やウクライナ戦争による原材料価格の上昇、パンデミック後の消費増加などでインフレが続いたためだ。

エネルギーと食糧を主に輸入に依存する新興国は、さらに深刻だ。先月、物価上昇率が55.1%を記録したアルゼンチンの首都ブエノスアイレスでは、13日、数千人の市民がデモを行った。トルコは、物価上昇率が61%だった。スリランカは12日、債務不履行を宣言した。


金聖模 mo@donga.com