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クードロンがサバタ制してPBA4連覇

Posted March. 30, 2022 08:39,   

Updated March. 30, 2022 08:39

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フレデリック・クードロン(54=ベルギー、ウエルカム貯蓄銀行)はプロビリヤード(PBA)、舞台でトップに登りつめた。そして、依然として自分が作っていく新しい道を期待している。

クードロンは28日、京畿道高陽市(キョンギド・コヤンシ)にあるピッマル放送支援センターで開かれた2021~2022シーズンPBA王中王戦SKレンタカー・ワールドチャンピオンシップ決勝(9戦5勝制)で、ダビド・サパタ(30=スペイン、ブルーワンリゾート)を5-3(15-12、15-6、15-2、14-15、15-3、11-15、4-15、15-3)で下して優勝トロフィーを掲げた。優勝賞金2億ウォンを獲得したクードロンは、シーズン獲得賞金ランキング1位(7億5800万ウォン)の座を固めた。

ヤマ場はあった。試合序盤、セットスコア3-0でリードしたクードロンは第4セットで接戦の末に14-15で敗れてから急激に揺れた。弱り目に崇り目で、サパタがペースを取り戻すと、第6、第7セットを次々と奪われた。クードロンは「4セットを奪われて力が抜けた。第5セットからサパタのプレーも良くなったし、運も味方して長い試合になった」と話した。

窮地に追い込まれながらもクードロンは集中力を失わなかった。第8セットに入って4イニングで連続8得点を挙げたクードロンは、やがて15-3で勝利した。試合終了後、クードロンは「結局、精神力が強い選手が勝つ。30年間、ビリヤード選手生活をしながら精神力がますます強くなったと思う」と語った。

クードロンはPBA史上誰も行ったことのない道を歩いている。同日の勝利で、自身の最高記録を塗り替えながらPBA史上初となる4連覇を達成した。この4大会に参戦した105日間で、優勝賞金だけで計5億ウォンを稼いだ。1日平均500万ウォンになる。クードロンは通算6回優勝に輝き、最多勝部門でもPBA史上最多優勝記録を更新した。従来の最多勝記録である優勝5回も、クードロン自身が打ち立てたものだ。

登れる頂上を全て制したクドロンだが、依然としてわくわくする。「歴代PBA最高記録をすべて塗り替えたし、もはやモチベーションに困るのではないか」という質問に、クーロンは「今季は自分と戦った相手選手が本当の実力を発揮できなかったようだ」とし、「PBAのセット制には影響要因が多い。今日の1位も来年は10位になるかもしれない。常に良いプレーができる選手になりたい」と答えた。


高陽=カン・ドンウン記者 leper@donga.com