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選管のミスで公開された記入済みの投票用紙が無効票に

選管のミスで公開された記入済みの投票用紙が無効票に

Posted March. 07, 2022 08:48,   

Updated March. 07, 2022 08:48

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中央選挙管理委員会の新型コロナウイルス感染者および隔離者の期日前投票のずさんな管理をめぐって批判が続く中、記票済みの投票用紙が配られたケースもあり、さらなる論議が予想される。選管は、「原則上、有権者が故意に投票用紙を公開した場合でなければ、全て有効票として処理する」という立場だが、一部地域ではすでに無効票として処理したという。

6日、大邱(テグ)選管によると、5日午後、大邱寿城区晩村(テグ・スソンク・マンチョン)1洞で、記票済みの投票用紙が入った封筒が有権者に配られた。選管関係者は、「投票者が一度に集まり、封筒の再使用が避けられなかった。一度に複数の封筒を再使用したため起こったミス」と説明した。選管側は、記票済みの投票用紙に「公開された投票」と表示して投票箱に入れた。表示された投票用紙は、投票箱に入れられ、総投票数には集計されるが、開票時には無効票として処理される。

しかし、ソウル恩平区新寺(ウンピョンク・シンサ)1洞の投票所で公開された、与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補に投票された投票用紙は、有効票として処理される予定だ。選管関係者は、「有権者の意思に関係なく投票用紙が公開されたため」とし、「有権者の故意でなくミスで投票用紙が公開される場合、投票管理委員の判断の下、正常に有効票として処理することができる」と説明した。

記票済みの投票用紙が配られたことに抗議して、選管から新しく受け取った投票用紙を破った有権者もいた。中央選管は、「再配布された投票用紙を毀損した場合、身元確認の手続きを踏んで、9日の大統領選当日も再投票は不可能」と明らかにした。


イ・ユンテ記者 oldsport@donga.com