ギャラクシーＳ２２が品薄、米では３カ月待ち

三星（サムスン）電子が先月２５日に公式発売したスマートフォン「ギャラクシーＳ２２」シリーズが、予想より多い事前予約により、物量供給が最大で３カ月ほど遅れることが分かった。

２８日、情報通信技術（ＩＣＴ）業界によると、ギャラクシーＳ２２は、先月９日（現地時間）、米国で公開直後に実施された事前予約で、三星電子の当初の予測より多くの申請者が殺到した。これにより、消費者の多くが４月に商品を受け取れるものとみられ、移動体通信事業者を通じて申し込んだ顧客の一部は５月まで待たなければならないものと予想される。三星電子の米国法人の集計によると、「ギャラクシーＳ２２ウルトラ」が米国事前予約台数の６０％を占めている。

韓国国内でも公式発売前まで、一部の予約者らは商品を受け取ることができなかった。消費者が嗜好する一部のモデルやカラーについて、配送遅延が起きていることが分かった。中国に続き、世界２位のスマートフォン市場であるインドでも、ギャラクシーＳ２２の事前予約が殺到していたことが分かった。先月２３日（当地時間）、事前予約開始から１２時間で７万台以上が受け付けられ、インドでの三星電子の戦略スマートホン史上最高記録を立てた。

三星電子の「ギャラクシーＡ１２」は、昨年、世界で最も多く売れたスマートフォンモデルと集計された。市場調査会社「オムディア」によると、ギャラクシーＡ１２は昨年５１８０万台が販売され、２位のアイフォーン１２より１０１０万台ほどリードし、販売台数でトップについた。三星電子は、ギャラクシーＡ０２が１８３０万台で１０位につくなど、２つのモデルが販売台数で上位１０位圏に入った。しかし、米アップルが７つの製品をランクインさせ、モデル数においては三星電子を抜き、１０位圏製品の１台当たりの平均販売価格も、アップルは１０４６ドル（約１２６万ウォン）で、三星電子の１４９ドルより７倍も多く、収益性では大きな格差を示している。


徐亨錫 skytree08@donga.com