Go to contents

ボブスレー2人乗りでドイツ勢が表彰台を独占

ボブスレー2人乗りでドイツ勢が表彰台を独占

Posted February. 17, 2022 08:34,   

Updated February. 17, 2022 08:34

한국어

リュージュ(4個)とスケルトン(2個)の金メダルを獲得したドイツ勢が、ボブスレー男子2人乗りでは金、銀、銅メダルを総なめにし、「そり強国」の威容を示した。16日基準で、ドイツが2022北京冬季五輪で獲得した金メダル9個のうち7個が、ソリ種目から出た。

フリードリヒ組、ロフナー組、クリストフ組は15日、中国延慶スライディングセンターで行われたボブスレー男子2人乗りで1位から3位までを総なめした。ボブスレーはパイロットの名前にちなんでチーム名をつける。歴代の五輪ボブスレー種目で、一国の選手が全てのメダルを獲得したのは初めて。

メダルを総なめにしたのは、現役最強のパイロットと呼ばれるフランチェスコ・フリードリヒ(32)だ。国際ボブスレー・スケルトン(IBSF)ワールドカップ(W杯)で最近4季連続で1位(2人乗り、4人乗り)の座を守っているフリードリヒは、平均時速130キロを上回る状況でも落ち着いて完璧な走行を見せるところから「アイスカイザー」と呼ばれている。

その名声にふさわしく、フリードリヒは今大会で1回戦から4回戦までの合計タイム3分56秒89で金メダルを獲得した。小さなミスも許さない完璧主義者で知られるフリードリヒは、2回戦の記録が落ちると「ミスがあった」と悔しがった。しかし、3回戦でこれまで誰も同トラックで達成できなかった58秒台のタイム(58秒99)で1位に立つ底力を発揮した。これでフリードリヒ個人的には4年前の平昌(ピョンチャン)大会ボブスレー2人乗りと4人乗りでそれぞれ金メダルを獲得したのに続き、同種目2連覇を達成した。

平昌大会で「ノーメダル」に終わったヨハネス・ロフナー(32)は3分57秒38で2度目の五輪で銀メダルを獲得した。2回戦までは1位だったが、3回戦でフリードリヒ組にリードされた。銅メダルを獲得したクリストフ・ハファー(30)は3分58秒58を記録し、自身初の五輪でメダルまで獲得した。

ドイツ代表選手たちはみんな赤いニット帽に黒と黄色を織り込んだユニホームを着て表彰台に上がった。ドイツ国旗の3色を象徴する服装だった。普段は落ち着いていたフリードリヒだが、「ドイツの3チーム全員がメダルを獲得した。クレイジーなことだ」と興奮を隠せなかった。銅メダルを取ったクリストフ組のブレイクマンを務めたマティアス・ゾマー(31)は「われわれ(ドイツチーム全員)は一緒に練習して装備を点検する」とし、「ドイツチームの勝利だ」と話した。


金在亨 monami@donga.com