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北朝鮮が最高人民会議を開催、金正恩氏は対外メッセージを出すか

北朝鮮が最高人民会議を開催、金正恩氏は対外メッセージを出すか

Posted February. 07, 2022 08:35,   

Updated February. 07, 2022 08:35

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北朝鮮が6日、平壌(ピョンヤン)で韓国の国会に該当する最高人民会議を開いた。金正恩(キム・ジョンウン)総書記が参加し、韓米関連の対外メッセージを出したかどうかが最大の関心事だ。北朝鮮は先月に7回にわたってミサイルを発射し、「リレー武力示威」に出た。北朝鮮は通常、会議の開催翌日に結果を発表することから、会議の内容は7日に公開されるものとみられる。

労働新聞によると、北朝鮮は昨年12月に開かれた最高人民会議常任委員会総会で最高人民会議第14期第6回会議を今年2月6日に召集することを決定した。最高人民会議は、韓国の国会に当たり、今回の会議は昨年の総会で決めた党と国家事業の方向を追認するために召集された。

 

やはり最大の関心事は、正恩氏が参加したのか、参加したとすれば対外メッセージを出したかどうかだ。正恩氏は最高人民会議の代議員ではないが、会議に参加してメッセージを発信した前例がある。ベトナム・ハノイの米朝首脳会談が決裂した後、2019年4月の最高人民会議の施政演説を通じて、「(米朝会談を)もう一度する用意がある」と述べた。昨年9月の第5回最高人民会議では、「10月から南北通信連絡線を再開する」と明らかにした。

政府は、正恩氏が今回の会議で対南強硬メッセージを発信した場合、文在寅(ムン・ジェイン)政府任期末、南北関係の悪化が避けられなくなると見て、会議の結果を注視している。正恩氏は先月19日、政治局会議で、「信頼構築措置を全面的に再考し、中止してきた全ての活動の再稼働を迅速に検討せよ」と指示し、核実験および大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射のモラトリアム(一時停止)撤回を事実上、宣言した。


崔智善 aurinko@donga.com