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北朝鮮が軍事パレード準備の動き、韓米当局が確認

北朝鮮が軍事パレード準備の動き、韓米当局が確認

Posted January. 21, 2022 09:04,   

Updated January. 21, 2022 09:04

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新年早々ミサイル「リレー挑発」に出た北朝鮮が、軍事パレードの準備を進めている兆候が捉えられた。韓米情報当局は、2月16日の故金正日(キム・ジョンイル)総書記の生誕80年を迎えて軍事パレードを強行する可能性があると見て、関連動向を注視している。

20日、軍によると、最近平壌(ピョンヤン)郊外の美林(ミリム)飛行場で多くの軍人や装備が集結・行進する様子が偵察衛星によって捉えられた。韓米は、軍事パレードの予行演習と見ている。衛星に捉えられた現場では、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のような戦略兵器は確認されず、動員された軍人は例年の軍事パレード水準(8000~1万人)だという。

 

北朝鮮は昨年9月9日、政権樹立73年を迎え、金日成(キム・イルソン)広場で深夜軍事パレードを開催した。当時はICBM、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)など戦略兵器や正規軍の軍人・兵器は登場せず、労農赤緯軍(準軍事組織)と社会安全軍(警察の軍事組織)所属の軍人と兵器だけが動員された。金正恩(キム・ジョンウン)総書記の肉声演説もなかった。北朝鮮は20日、故金正日総書記の生誕80年と故金日成主席の生誕110年(4月15日)の大々的な記念式を予告しており、今回の軍事パレードが2020年11月の党創建75年軍事パレードの時のように新型ICBMなど戦略・戦術兵器を大挙動員し、金正恩政権期の国防力の強化をアピールするという観測が流れている。

こうした中、北朝鮮の挑発兆候の度に韓半島に飛んできて北朝鮮を監視する米国の早期警戒管制機「E-3B」が最新型「E-3G」に取って代わり、最近沖縄県の嘉手納基地に配備された。米空軍は20日、E-3G偵察機2機が嘉手納基地に到着した後、E-3Bと交代して任務を開始したと伝えた。同偵察機は、機体上部の円盤型レーダーで400~600キロ離れた軍人・装備を探知する。E-3GはE-3Bより強力なレーダーと最新型の抗戦装備を備え、標的探知の能力が優れている。


尹相虎 ysh1005@donga.com