中国で、4日から韓国ドラマ「師任堂(サイムダン)光の日記」が放映されている。韓国ドラマが中国内の正式のプラットホームを通じて放映されるのは6年ぶり。中国現地では「限韓令(韓流禁止令)」が解除されるのではないかという観測が流れている。昨年12月初めにも、韓国映画「オー!ムニ」が、韓国映画では6年ぶりに中国で上映された。「限韓令」は、2016年7月に韓国が高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)の配備を決めたことを受け、中国がドラマ、映画、広告、ゲームなど韓国コンテンツの輸入および放映を禁止した報復措置。
「百度(バイドゥ)」など中国内の主要ポータルサイトは、湖南衛星TVのインターネットTV(IPTV)チャンネルであるマンゴーTVなどで4日から「師任堂・光の日記」が放映されると伝えた。中国のネットユーザーの関心も高い。このドラマは、李英愛(イ・ヨンエ)さん、宋承憲(ソン・スンホン)さんが出演した2017年の作品。当初、マンゴーTVはこのドラマを放映するために16年11月、中国で審議を終えたが、限韓令の壁で行き詰った。
駐中韓国文化院関係者は、「中国が公式的には限韓令の存在そのものを否定しているので、公式に限韓令解除を発表することは期待できない」としつつも、「韓国の映画やドラマを次々に許可していることから、ムードが変わったことは明らかだ」と伝えた。
金祺容 kky@donga.com