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専門家「感染者が2000人台に落ちるには6週間かかる」

専門家「感染者が2000人台に落ちるには6週間かかる」

Posted December. 17, 2021 08:28,   

Updated December. 17, 2021 08:28

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段階的日常回復(ウィズコロナ)の中止や強力な社会的距離確保の実施にも関わらず、現在、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散の勢いはしばらく続くだろうという見方が出ている。

疾病管理庁の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)庁長は16日のブリーフィングで、「流行が悪化すれば、1日の新規感染者は12月に約1万人、来年1月には最大2万人まで発生する可能性がある」と語った。同日0時基準の新規感染者は7622人、重症患者は989人だった。防疫当局は、現在の水準の流行が続けば、重症患者は1600~1800人、悪化すれば1800~1900人まで増えるとみている。

強化された防疫措置を実施しても、今月末まで、感染者数が5000人台を下回るのは難しいという見方も出ている。国家数理科学研究所が15日に発表した予測によると、感染再生産指数(感染者1人が追加で感染を起こす人数)が0.77なら、2週間後の感染者は5061人まで減る。これは従来の距離確保の第4段階措置を想定した時のことだ。この時も、重症患者数は1147人に達し、医療対応の過負荷は続くものと見られる。最近、感染再生産指数は着実に上昇し、1.23(5~11日)と集計された。

専門家らは、長期化を避けるため、「全面封鎖」(ロックダウン)に近い強力な措置が必要だと提言した。嘉泉(カチョン)大学ギル病院感染内科のオム・ハンシク教授は、「医療対応に余裕ができるためには、感染者数が2000人以下に落ちなければならない」とし、「今回の措置では少なくとも6週間ほどかかるだろう」と話した。続いて「防疫措置は、施行後4週間が過ぎると効果が落ちるため、短期間の『午後6時封鎖』の措置が必要だ」と語った。


イ・チユン記者 asap@donga.com