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ベラルーシ大統領、「NATOがポーランドに核配備すれば、ロシアに核を要請」

ベラルーシ大統領、「NATOがポーランドに核配備すれば、ロシアに核を要請」

Posted December. 02, 2021 08:48,   

Updated December. 02, 2021 08:48

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最近、移民問題で北大西洋条約機構(NATO)加盟国のポーランドと深刻な対立が生じているベラルーシのルカシェンコ大統領(67)が、同盟であるロシアに核兵器の配備を要請すると明らかにし、論議を呼んでいる。ロシアのプーチン大統領も、ウクライナ国境地帯に極超音速ミサイルを配備する可能性に触れ、西側諸国とロシアの軍事緊張が高まっている。

AP通信などによると、ルカシェンコ氏は先月30日、ロシアのメディアとのインタビューで、「NATOがポーランドに核兵器を配備すれば、私たちはまたロシアに核兵器配備を要請するだろう」と主張した。ベラルーシは1991年、旧ソ連から独立した。当時ロシアは、ベラルーシに配備した核兵器を回収したが、これを再び配備してほしいと要請する意向を明らかにしたのだ。

さらに、ルカシェンコ氏は「クリミア半島をロシアの一部と認め、近く訪問する計画」と明らかにした。ロシアが2014年、ウクライナ領土のクリミア半島を強制編入すると、米国など西側諸国はこれを認めないと明らかにした。この状況でロシアの肩を持つ考えを明確にしたのだ。

ロシアのプーチン大統領も同日、西側諸国が最近提起した「ロシアのウクライナ侵攻説」に対して「むしろNATOが黒海付近で核兵器の搭載が可能な戦略爆撃機で訓練するなど脅威的な環境を作った」と反論した。また、「NATOがウクライナに極超音速ミサイルを配備するのは『レッドライン』を越える行為」とし、ロシアも首都モスクワから5分で西側諸国を攻撃できる極超音速ミサイルを配備できると警告した。西側諸国の中国脅威論に対しても、「米国、英国、オーストラリアが安全保障の枠組み『AUKUS(オーカス)』を作ったことは理解できない」とし、中国の肩を持った。


金潤鍾 zozo@donga.com