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18歳未満の比率が昨年初めて15%台を割り込む

18歳未満の比率が昨年初めて15%台を割り込む

Posted November. 06, 2021 08:28,   

Updated November. 06, 2021 08:28

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慶尚北道軍威郡(キョンサンブクド・クンウィグン)の高梅(コメ)小学校は、来年度は新入生がいるかどうか分からない。学区内に入学可能児童が1人いると把握されたが、いつでも都市に移ることができる。現在、同校の全校児童は27人。1クラス当たりの平均児童数は4.8人で、慶尚北道平均(14.2人)より10人程度足りない。高梅小学校の関係者は「入学可能な児童が予備招集に来なければ、入学を説得したい」と語った。

このような問題は、高梅小学校に限られたことではない。今後、全国のあらゆる地域の問題になりかねない。鐘路(チョンノ)学院が5日、住民登録人口統計を基に分析した資料によると、昨年、全国18歳未満の児童生徒人口は771万946人で、総人口比14.9%と集計された。同比率が15%を割り込んだのは今回が初めてだ。10年前の2010年は、韓国児童人口の割合が20.1%だった。

児童人口の減少で児童生徒数も減り続けている。統計庁の将来人口試算によると、2021年の国内学齢人口(6〜21歳)は2020年比で26万人が減少する。2030年は10年前より182万人が減少する見通しだ。

児童生徒数が減り続け、すでに田舎の学校では新入生募集に赤信号が灯っている。一軒一軒訪ねてPRしたり、チラシを貼り付けて児童生徒を募集するのはよくあることだ。最近は新型コロナ過で相対的に安全な環境と全面登校の長所を掲げ、首都圏の児童生徒を「受け入れる」学校も出ている。全南(チョンナム)のある小学校の関係者は、「児童数が減ると、グループ活動など基本的な教育の質が落ちる」とし、「各学校ではなんとしてでも児童を呼び込むために努力している」と伝えた。


崔예나 yena@donga.com