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ヘインズ米国家情報長官が17日に訪韓

Posted October. 15, 2021 08:29,   

Updated October. 15, 2021 08:29

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米中央情報局(CIA)をはじめ17の米情報機関を統括する国家情報長官(DNI)のアブリル・ヘインズ氏(写真)が17日、訪韓する。5月に訪韓して以来5ヵ月ぶり。米国と北朝鮮が対話再開の条件をめぐって駆け引きする中での訪韓なので注目される。

14日、政府筋によると、ヘインズ氏は17日、3日間の日程で韓国を訪れる。18日午前にソウルの龍山(ヨンサン)米軍基地を訪問した後、午後に朴智元(パク・チウォン)国家情報院長と会う予定だ。

ヘインズ氏は5月、韓米首脳会談直前に訪韓し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領を表敬訪問し、板門店(パンムンジョム)の共同警備区域(JSA)を訪れた。情報機関トップとしては異例にも動静を公開し、軍や情報当局の関係者と会った。公開すること自体が中国と北朝鮮へのメッセージという観測が流れた。

北朝鮮は最近、対話再開の条件に「敵対政策の撤回」を掲げた。このような状況の中、ヘインズ氏が今回訪韓する。北朝鮮は4日に南北間通信連絡線を復旧したが、米国の対話の提案には応じていない。ヘインズ氏はCIA副長官を務めた時、平壌(ピョンヤン)を訪れ、秘密裏に北朝鮮側と接触した。ただし、今回の訪韓で、大統領府や板門店を訪問する計画はまだないという。

ヘインズ氏は、北朝鮮の核問題のほかに北朝鮮のサイバー脅威や中国問題をめぐっても国家情報院と協議するものとみられる。米国は最近、北朝鮮のサイバー攻撃が脅威的になっていると判断し、モニタリング要員を補充したという。

米政府系放送局のボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ヘインズ氏は13日(現地時間)、米弁護士協会(ABA)が主催した画像対談で、「北朝鮮と大量破壊兵器は私たちが長く直面し、依然として対する伝統的な脅威」と指摘した。ヘインズ氏は、中国については「皆が中国を最大の脅威に挙げており、これは『前例のない脅威』、『刻々と深刻化する(pacing)脅威』と呼んでいる」と説明した。特に、中国の域内の攻撃性とサイバー能力、経済的力を取り上げ、中国の脅威は「比べるもののない優先事項」と強調した。


崔智善 aurinko@donga.com · 申晋宇 niceshin@donga.com