金範洙カカオ議長、「韓国一の富豪」の座を３ヵ月で明け渡す

カカオの株価上昇を受け、韓国最高の富豪に浮上したカカオの金範洙（キム・ボムス）取締役会議長が、トップの座を明け渡したと、ブルームバーグが明らかにした。カカオの路地商圏侵害を巡る議論を受け、規制に乗り出すべきだという主張が出て、カカオの株価が急落したためだ。

ブルームバーグの億万長者番付（ＢＢＩ）によると、金氏の資産価値は１０６億ドル（約１２兆５５０４億ウォン）で、三星（サムスン）電子の李在鎔（イ・ジェヨン）副会長（１１１億ドル＝約１３兆１４２４億ウォン）に次いで、韓国人のうち２番目に多くの資産を保有していることが分かった。ブルームバーグは現金、上場・非上場株式、相続税などの負債などを反映して億万長者番付を発表する。

金氏の資産価値は、カカオ株価によって乱高下している。今年上半期（１～６月）、カカオ株価が９０％近く上昇し、６月に発表した億万長者番付では金氏が１位となった。国会などでカカオに対する規制の声が高まり、カカオの株価が２０％以上下落すると、金氏の順位が後退した。カカオの筆頭株主である金氏は、カカオの持分１４．１２％を保有している。

セルトリオングループの徐廷珍（ソ・ジョンジン）名誉会長（約１１兆９５８４億ウォン）、リウムの洪羅喜（ホン・ラヒ）元美術館長（約７兆６７２３億ウォン）、ネクソンの創業者・金正宙（キム・ジョンジュ、約６兆９０２７億ウォン）、現代（ヒョンデ）自グループの鄭夢九（チョン・モング）名誉会長（約６兆７２５１億ウォン）らも、上位５００位の億万長者リストに名を連ねた。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com