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アフガン前第1副大統領、「タリバニスタンにはさせない」

アフガン前第1副大統領、「タリバニスタンにはさせない」

Posted September. 01, 2021 08:51,   

Updated September. 01, 2021 08:51

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アフガニスタン北東部パンジシール州に移動し、イスラム主義勢力タリバンに対抗しているアムルラ・サーレ前第1副大統領(49)が、ドイツ誌シュピーゲルに送った自筆の手紙で、「決死の抗戦」の考えを明らかにしたと、シュピーゲルが先月30日、報じた。サーレ氏は、「アフガンが決して『タリバニスタン(タリバン+アフガニスタン)』になるようにはしない」と主張した。

サーレ氏は3枚の手紙で、「私たちの戦いは、アフガンの多元主義、多様性を守るためのもの」とし、「(タリバンとの)合意を装った降伏などはない」と強調した。

手紙には、米国が昨年2月、タリバンと「ドーハ協議」を行って和平合意に署名し、今年軍撤退を強行したことへの批判も含まれていた。サーレ氏は、「和平合意は欠陥が多く、欺瞞的で愚かだった」とし、「タリバンに対する国際社会の世論を分裂させた」と批判した。また、「タリバンは、トランプとバイデンのホワイトハウスの純真さと疲労感、近視眼を利用した」と指摘した。「20年戦争」に疲れる米国をタリバンが攻略したということだ。

サーレ氏は、大金を持ってアラブ首長国連邦(UAE)に逃げたアシュラフ・ガニー前大統領に対しては「自らの魂を裏切った」と非難した。

タリバンが先月15日にアフガンの首都カブールを制圧した後、サーレ氏は、北部同盟を率いた「パンジシールの獅子」アフマド・シャー・マスード元国防相の息子、アフマド・マスード氏と手を握ってタリバンに抵抗している。北部同盟は2001年、米国のアフガン侵攻時、米国と共にタリバンを追放した。サーレ氏は1990年代にもアフガンで軍人としてタリバンと戦争を行った。


李恩澤 nabi@donga.com