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メッシ手放したバルセロナ、ラポルタ会長が深刻な財政事情を激白

メッシ手放したバルセロナ、ラポルタ会長が深刻な財政事情を激白

Posted August. 18, 2021 08:21,   

Updated August. 18, 2021 08:21

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サッカーが得意な選手なら、一番プレーしたいチームにスペインの名門FCバルセロナを夢見る。ところが、そのバルセロナがクラブを清算しかねない危機に直面した。

バルセロナのジョアン・ラポルタ会長(59)は17日、スペイン・バルセロナにある本拠地カンプ・ノウで開かれた公式記者会見で「サッカーの天才」リオネル・メッシ(34)をフランスリーグのパリ・サンジェルマン(PSG)に移籍させざるを得なかったクラブの事情を説明した。ラポルタ氏によると、クラブの借金が基本負債や選手賃金の未払い金などを入れて13億5000万ユーロ(約1兆8700億ウォン)に達するという。3月に就任したラポルタ氏は、衝撃的なチームの財政状況を公開した上で、「ジュゼップ・バルトメウ前会長が残酷な遺産を残した」と激しく批判した。

ラポルタ氏によると、クラブは純資産も4億5100万ユーロ(約6250億ウォン)で主力選手の年俸もまともに支払えい状況だ。選手団の年俸が高額であるため年俸総額がクラブの収入を上回り、収入に占める年俸の割合が103%に達する。メッシは50%の年収削減に同意したものの獲得するほどの余力がなかった。ラポルタ氏は、「ライバルクラブと比較すると、選手年俸が20~30%も高い。私が会長に就任してから一番先にしたことは、選手たちの給与を払うため8000万ユーロ(約1110億ウォン)の融資を受けることだった。前任の会長団は嘘だらけだった」と声を高めた。

バルセロナはジェラール・ピケをはじめセルヒオ・ブスケツ、セルジ・ロベルト、ジョルディ・アルバら主力のスター選手まで全員が年俸削減に同意して新しいシーズンを迎えた。ライバルのレアル・マドリードと天文学的な金額で選手獲得競争を繰り広げ、世界に君臨したバルセロナの時代は確実に終わる可能性が高い。ユースチームに投資して選手を育成するシステムへの体質改善に取り組む見通しだ。


兪載泳 elegant@donga.com