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「デルタ株」検出率が85%、1カ月半で25倍に急増

「デルタ株」検出率が85%、1カ月半で25倍に急増

Posted August. 18, 2021 08:22,   

Updated August. 18, 2021 08:22

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韓国の新型コロナウイルス感染者のうち、インドから広がった変異ウィルス「デルタ株」感染者の割合が全体の85%を超えた。デルタ株から派生した「デルタプラス」感染者も、1人追加された。最近、集団感染が確認された療養施設を分析した結果、ワクチン接種を完了した入所者と従事者の5人に1人が新型コロナに感染した「ブレイクスルー感染」であることが分かった。

17日、中央防疫対策本部(防対本)によると、最近1週間(8~14日)で国内感染者のデルタ株検出率は85.3%に達した。1週間前(1~7日)の73.1%より12.2%ポイント伸びた。6月末(3.3%)と比べれば、25倍以上増加した数値だ。

国内のデルタプラス感染者は1人追加されて、計3人となった。先月31日、フィリピンから入国した30代の女性A氏は、入国後隔離施設に滞在し、8日から咳などの呼吸器症状を見せた。その後、隔離解除前に実施した検査で、10日、感染判定を受けた。A氏はワクチンの接種をしていないことが分かった。パク・ヨンジュン防対本疫学調査チーム長は、「A氏は海外で(デルタプラスに)感染したと推定している」とし、「A氏との接触者の中から感染者は確認されていない」と説明した。

同日防疫当局は、7月末以降、集団感染が発生した療養病院・施設7カ所を分析した結果を発表した。最近、療養病院・施設発の集団感染がまた増えていることによるものだ。分析結果、7施設の入所者と従事者のうち、ワクチン接種を完了した724人のうち134人(18.5%)が、新型コロナに感染したことが分かった。

ただ、ワクチン接種を完了して新型コロナに感染した人とそうでない人は、重症率で4倍の差があった。ワクチン接種をすべて終えて感染した134人のうち、重症に悪化した患者は3%(4人)に止まった。一方、ワクチンを全く接種しなかったり、1回目の接種後、感染した25人のうち重症患者は12%(3人)だった。

金富謙(キム・ブギョム)首相は、「休暇を終えて日常に戻る今が、新型コロナの第4波の重要な正念場になるだろう」とし、「休暇に行ってきた国民は、職場に復帰する前に症状の有無と関係なく必ず診断検査を受けてほしいと要請する」と述べた。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com