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カカオバンクが「金融代表株」に浮上、ダブルストップ高はならず

カカオバンクが「金融代表株」に浮上、ダブルストップ高はならず

Posted August. 07, 2021 08:42,   

Updated August. 07, 2021 08:42

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インターネット専門銀行「カカオバンク」が総合株価指数(コスピ)上場初日、伝統の金融グループを抜いて「金融代表株」の地位にのし上がった。取引開始価格が公募価格の2倍に決定後、ストップ高になるのは失敗したものの、外国人と機関投資家の買い注文に支えられ、30%高のストップ高で取引を終え、「半分の成功」を収めた。

6日、有価証券市場に上場したカカオバンクは、取引開始価格比29.98%(1万6100ウォン)高の1株=6万9800ウォンで取引を終えた。取引開始価格は、公募価格(1株=3万9000ウォン)比37.69%(1万4700ウォン)高い1株=5万3700ウォンで形成された。カカオバンクは取引開始直後、差益実現の売りが出て下落傾向を見せたが、その後、外国人の買い注文が殺到して上昇に転じ、ストップ高(30%)まで株価が上昇した。

ストップ高での取引終了に成功したカカオバンクは、一気に「金融代表株」に浮上した。カカオバンクの時価総額は33兆1620億ウォンで、既存の金融株の時価総額1、2位のKB金融(21兆7052億ウォン)と新韓(シンハン)持株(20兆182億ウォン)を大差で追い抜いた。有価証券市場全体の時価総額順位でもポスコ、三星(サムスン)物産、現代(ヒョンデ)モービスなどを抜いて11位(優先株除外)まで上がった。

当初、既存の銀行株に比べカカオバンクの株価純資産比率(PBR)は過度に高く評価されており、「高評価」という議論も出た。しかし、同日、外国人資金を中心に強い買いの勢いが加わり、懸念は静まった。同日、個人投資家は3023億ウォン分を売ったが、外国人投資家と機関投資家はそれぞれ2254億ウォンと982億ウォンを買い越した。外国人投資家は、「銀行」より技術を基盤にした「プラットフォーム」としてカカオバンクの可能性を高く見たという評価が出ている。教保(キョボ)証券のキム・ジヨン研究員は、「カカオバンクは『金融プラットフォーム』の拡張性を保有する銀行で、これまで見せた成長性を前向きに評価しなければならない」と分析した。


キム・ジャヒョン記者 シン・ジファン記者 zion37@donga.com