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清海部隊第35陣の5人も、ワクチン接種せずに派遣

清海部隊第35陣の5人も、ワクチン接種せずに派遣

Posted July. 21, 2021 08:13,   

Updated July. 21, 2021 08:13

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最近、アデン湾付近に到着した清海(チョンヘ)部隊第35陣「忠武公李舜臣艦」(4400トン級)の将兵の中で5人が新型コロナウイルスワクチンを接種していないことが確認された。第35陣は、新型コロナウイルスの集団感染が発生した第34陣「文武大王艦」と任務を交代する予定だ。南スーダンに派遣されたハンビット部隊とレバノンに派遣された東明(ドンミョン)部隊の将兵数十人もワクチン未接種で任務を遂行中であることがわかり、派遣部隊将兵の新型コロナウイルスへの感染が懸念されている。

20日、軍当局によると、先月釜山(プサン)を出港した忠武公李舜臣艦に本人の意思でワクチンを接種しなかった5人が乗っていた。彼らは出港前のPCR検査で皆陰性だった。約300人の乗組員のうち彼ら以外の将兵は皆2回の接種を終えた。軍関係者は、「ワクチンを打ってはいないが、艦艇運用に必要な人員と判断し、乗船させた」と説明した。

 

今年1月に派遣されたハンビット部隊第13陣でも、ワクチン未接種者が約50人のぼるという。5月に派遣された東明部隊第25陣の約30人の将兵もワクチンを接種していないという。ワクチンを接種せずに出国したハンビット部隊とアストラゼネカ製ワクチンを国内で1回接種して派遣された東明部隊は、現地で国連軍の協力を受けて接種を終えた。未接種者は皆、本人の意志によって接種を受けなかったという。

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大に脆弱な海外で長期間任務を遂行する派遣部隊にワクチン未接種者を含めることが適切だったのか疑念の声が出ている。今年、ワクチン接種が始まった後は、派遣部隊の志願資格条件にワクチン接種を含めるべきだったということだ。特に、清海部隊は密閉された艦艇で生活するうえ、軍需物資を積載するために約10回、現地の港を訪れるため、新型コロナウイルス感染に特に脆弱だ。


申圭鎭 newjin@donga.com