与党首脳「第２次補正予算は特級潤滑油になる」

政府与党から、「新型コロナウイルス禍による経済萎縮を克服するための２回目の補正予算が必要だ」という声が出た。

与党「共に民主党」の尹昊重（ユン・ホジュン）院内代表は２８日の最高委員会議で、「昨日（２７日）、国家財政戦略会議で政府与党と大統領府は膝を交えて財政運営基調について論議した」とし、「円滑な新型コロナワクチンの接種で距離置き緩和など、国民の日常と経済活動が回復するのに合わせて、第２次補正予算が用意されれば、韓国経済に特級潤滑油の役割を果たすだろう」と語った。これに先立って、政府は３月、小商工人や雇用脆弱階層への支援などのため、１４兆９０００億ウォン規模の補正予算を編成している。

尹院内代表は、「新型コロナの危機の中で、韓国経済がこれまで善戦してきたのは財政の役割が大きい」とし、「来年の財政だけでなく、下半期の経済運用においても政府の包容的拡張財政政策を期待する」と語った。文大統領も２７日の国家財政戦略会議で、「拡張財政を要求する意見と財政健全性を重視する意見が交錯するが、少なくとも来年までは景気の確実な反発とコロナによる格差解消のために拡張財政基調を維持する必要がある」と述べた。

政府与党が軒並み拡大財政を強調し、企画財政部も補正予算の編成に傾いている。李億遠（イ・オクウォン）企財部第１次官は同日、政府ソウル庁舎で開かれた「非常経済中央対策本部会議」が終わった後の会見で、補正予算の編成について、「韓国経済が正常成長軌道に復帰するためには、もっと早くて強い回復が必要な状況だ」とし、「危機の過程で被害が低所得、脆弱階層などに集中し、庶民経済の困難が続いている」と語った。


韓相準 alwaysj@donga.com