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故障者リスト入りから復帰した柳賢振、5回4失点も打線の支援で勝利

故障者リスト入りから復帰した柳賢振、5回4失点も打線の支援で勝利

Posted May. 08, 2021 08:11,   

Updated May. 08, 2021 08:11

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「今日、柳賢振は『僕が知っていたあの投手に間違いないのか』と疑うくらい制球が悪かった。それでも最後まで打者と戦いながら、5回を投げきった。そのおかげで我々は勝利することができた。そこが柳賢振が良い投手だと言われる所以だ」

トロント・ブルージェイズのチャーリー・モントー監督は7日、カリフォルニア州にある敵地オークランド・コロシアムで行われたオークランド・アスレチックス戦で10-4で勝利した後、先発登板した柳賢振(リュ・ヒョンジン=34)についてこう語った。故障者リスト(IL)入りし、11日ぶりに復帰した柳賢振は同日、5回を投げ安打6本(1本塁打)と1四球を与えて4失点した。防御率も2.60から3.31に上がった。それもピンチでは三振を計6個を奪いながら、以上失点が増えなかった。

エースが揺れる時は、打線が元気を出してくれれば勝利を手にすることができる。トロント打線は同日、本塁打2本を含めて16安打を放ち、柳賢振に勝利をプレゼントした。昨年までオークランドで6年間プレーしたトロント1番マーカス・セミエン(31)が、6打数4安打(1本塁打)3得点1打点で攻撃を牽引した。

柳賢振はストライクゾーンぎりぎりに投げる「ボーダーラインピッチ」に長けた投手だが、この日は真ん中に入る球が多かった。これについて柳賢振は、「投球感覚を取り戻すのが大事だった。どこかバランスが合わず、制球が落ちたようだ。明日から理由を探してみる」とし、「ケガの影響ではない。初めて痛みを感じた後、3日ほどは痛みが続いたが、今は大丈夫だ」と話した。

今の日程通りなら、柳賢振は13日にアトランタ・ブルーストで行われるインターリーグ戦に登板する。ロダンゼル洙・ドジャース時代以降、2年ぶりに打席に立たなければならない。柳賢振は「これまで持っていたバットをなくしてしまったため、新しいものを一つ買った」と笑った。

もともとカナダチームのトロントは来月から、フロリダ州ダニーデンにある臨時ホーム球場のTDボールパークを離れ、昨年に本拠地として使っていたニューヨーク州バッファローのセーレンフィールドに移る。昨年、この球場で防御率2.1を記録した柳賢振は、「昨年の調子を生かして投げたい」と話した。


黃奎引 kini@donga.com