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ワクチン接種を受ければ、療養病院と施設での面会が可能

ワクチン接種を受ければ、療養病院と施設での面会が可能

Posted April. 30, 2021 08:13,   

Updated April. 30, 2021 08:13

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政府は29日、新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)ワクチンの2回目の接種を終え、2週間が過ぎれば、療養病院や施設での対面面会を認めると明らかにした。前日発表した接種完了者の自己隔離免除措置に続き、追加で「インセンティブ」を出したのだ。

今回の措置は、療養病院の新型コロナ感染のリスクが下がったという判断によるものだ。療養病院は、すでに患者と医療陣など従事者の75%以上がワクチンを接種している。集団免疫の基準である「70%接種」を超えたのだ。保健福祉部の權德喆(クォン・ドクチョル)長官は同日、「ワクチン接種の前後を比較したとき、(療養病院の)同一集団の隔離発生が16カ所から9カ所に減り、感染患者数は234人から34人に85%以上減少した」と説明した。

ただ、面会の許容時期はまだ決まっていない。患者と保護者が共に接種を完了してこそ面会が可能なのか、患者だけが第2次接種を終えた状態でも可能にするのかもまだ決まっていない。鄭銀敬(チョン・ウンギョン)疾病管理庁長は同日のブリーフィングで、「(家族の)双方がどの程度接種を受けるべきか、どの程度の個人保護具を着用し、どのような安全指針に従って接触面会を行うかについてガイドラインをまとめている」と説明した。防疫当局はまた、療養病院や施設の従事者らが先に受ける検査回数も減らすことにした。現在、療養病院および施設従事者たちは最大で週2回の遺伝子増幅(PCR)検査を受けるが、これを1、2週間に1回に減らす方針だ。

一方、30日から個人が使用できる「新型コロナの自己検査キット」の販売が始まる。自己検査キットメーカーのSDバイオセンサーは同日から、全国の薬局で製品を販売すると明らかにした。別の製造会社のヒューマシスの製品は、来月3日から薬局で購入できる。両製品とも2個入りで、一箱が1万6000ウォンとなっている。自己検査キットの使用が始まれば、様々な施設で「補助的新型コロナの検査」手段として活用されるものとみられる。曺喜昖(チョ・ヒヨン)ソウル市教育監は同日、「100人以上の寄宿型学校や運動部運営学校で自己検査キットを活用する案を積極的に検討する」と明らかにした。

しかし、自己検査キットは、PCR検査に比べて信頼度が低いことを懸念する見方も依然変わっていない。鄭庁長は、「(自己検査キットは)無症状者に対しては検証されていない状況だ」とし、「自己検査の結果が陰性であっても、『偽の陰性』である可能性があるため、防疫規則を遵守し、感染が疑われれば別途に感染検査を受けなければならない」と述べた。


イ・ジウン記者 easy@donga.com