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「ヨシ」「ジョー」 親密さをアピールした日米首脳

「ヨシ」「ジョー」 親密さをアピールした日米首脳

Posted April. 19, 2021 08:23,   

Updated April. 19, 2021 08:23

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日米両国の首脳が首脳会談で個人的な親交をアピールした。

16日(現地時間)、米ワシントンのホワイトハウスで開かれた首脳会談で、バイデン米大統領は、「菅首相がここにいることを光栄に思う。ヨシと私はランチとお茶を共にしプライベートな時間を過ごした」と述べた。菅義偉首相を「ヨシ」と愛称で呼んだのだ。バイデン氏は菅氏を「私が大統領に就任して以降、私のもとを訪ねた初めての外国の指導者だ」とし、格別の意味を与えた。また、日本を「近い同盟」、「良いパートナー」と呼び、発言のバトンを菅氏に渡す際、再び「ヨシ」と呼んだ。

菅氏は、首脳会談後の共同記者会見で、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた協力を取り上げ、バイデン氏を「ジョー」と呼んだ。菅氏は先月、画像で開かれた日米豪印4ヵ国の連携枠組み「QUAD(クアッド)」の首脳会談の時も、バイデン氏を「ジョー」と呼んだ。

 

菅氏は首脳会談後、記者団に、「バイデン氏と初めて対面する機会を通じて、信頼関係を築いた」と話した。菅氏は、公式の首脳会談の前に通訳だけ同席して20分間、バイデン氏と1対1で会談した際、ハンバーガーが提供されたことを伝え、「(ハンバーガーに)まったく手をつけないで終わってしまったというぐらい熱中した」と話した。また、「たたき上げの政治家で共通点がいっぱいある。一挙に打ち解け、緊張感が全くなくできた」と伝えた。 

これまで、外交手腕不足という指摘を受けてきた菅氏は、今回の会談を通じてバイデン氏と個人的に近しくなったという評価を得ようとしたとみられる。菅氏は、米国側の反対にもかかわらず、バイデン氏と1対1対の会談の時間を要請したと、日本経済新聞が18日付で報じた。日米メディアは、両首脳の似た経歴に注目した。両者とも地方議会議員で政治に足を踏み入れ、ナンバー2である副大統領(バイデン氏)、官房長官(菅氏)を務めた。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 ニューヨーク=ユ・ジェドン特派員 lovesong@donga.com